医学部医学科では8月24日から28日まで、ハワイ東海インターナショナルカレッジ(HTIC)を拠点に「臨床医学英語研修(ハワイ)」(Hawaii Medical English Workshop)を実施しました。本学科では世界に通じる良医の育成を目指し、多彩な海外留学制度や海外研修プログラムを展開しています。この研修は、医学英語や医療英会話、英語による医療面接の基本を学ぶとともに国際的視野を広げることなどを目的として、ハワイ大学の協力を得て運営しています。今回は、海外留学を控えた本学5年次生4名と、他大学の学生9名が受講しました。
学生たちは、医療面接やプレゼンテーションのポイントについて現地の医師からレクチャーを受けた後、医師役となって模擬医療面接を実施。ハワイ大学医学部の学生が演じる模擬患者から病状や病歴などを聞き取り、指導医役の医師にケースプレゼンテーションする実践的なトレーニングを繰り返しました。また、ハワイで働く医師からアメリカにおける医師のキャリアパスなどに関する特別講義を受けたほか、現地のクリニックやハワイ大学医学部などを見学しました。
近藤水涼さんは、「練習を重ねることで問診のコツをつかみ、指導医に分かりやすく適切に説明できるようになりました。ハワイ大学の学生からは積極的に学ぶ姿勢や医学に関する知識の豊富さに刺激を受け、現地で働く医師の講義や医療機関の見学を通じて日米の医療制度の違いを知るなど、現地に行ったからこそ多くを学ぶことができました。さまざまな経験を積み、視野を広げる大切さをあらためて感じました。国際的な視点を持ち、多様な観点から患者さんを診られる医師になれるよう、研修の成果を生かしていきます」と意欲を話していました。
指導した落合成紀助教(総合診療学系小児科学領域)は、「この研修は、海外留学や海外でのキャリア形成を目指す学生の支援はもちろん、グローバルな視点を養ってもらうことも目的としています。インターネットを通じて瞬時に世界とつながれる時代ですが、学生たちは、実際に異なる環境に身を置いて多様な文化や習慣、価値観に触れる意義や、対面によるコミュニケーションの大切さを体感してくれたと思います。医学・医療に関する学びを深めるとともに多くの人と語り合うことで人間力を培い、“科学とヒューマニズムの融和”の精神を体現する良医を目指してほしい」と期待を語っています。

