医学部付属病院群の医療チームが小笠原村・父島での新型コロナワクチン接種第3回を完了しました

医学部付属病院群の医療チームが2月26日、27日に、東京都小笠原村・父島での新型コロナウイルスワクチン接種の第3回を完了しました。本学と東京都、小笠原村の3者は、同村における新型コロナウイルスワクチン接種に係る連携・協力に関する協定を2021年5月に締結。6月(第1回)と7月(第2回)に本病院群の医師、看護師、薬剤師、事務職員で構成した医療チームを小笠原村に派遣し、住民に対する集団接種を行いました。3度目となる今回は、2回目接種から6カ月以上経過した父島に居住する18歳以上64歳以下の希望者を対象に接種しました。

医学部付属病院高度救命救急センターの本多ゆみえ講師ら計10名で構成した第3バッチのメンバーは2月24日、渡辺雅彦病院長や伊勢原校舎・付属病院本部の飯田政弘本部長らの激励を受けて、伊勢原キャンパスにある付属病院を出発。貨客船「おがさわら丸」で東京港を出港し、25日に父島・二見港に着岸しました。26日と27日に小笠原村・海上自衛隊父島基地分遣隊の体育館で、同村のスタッフらと協力して合計815名への接種を完了。翌28日に二見港を出港し3月1日に東京港に着岸し、付属病院に帰院しました。

本多講師は、「今回は1回目、2回目と異なりモデルナ社製のワクチンだったため副反応を心配する人もいましたが、丁寧に問診することで安心して接種していただけたと思います。現地では重症な副反応は見られず、無事に完了できてほっとしました。会場の設営から来場者の誘導、問診、接種まで、とどこおりなく進めることができたのは、役場の職員をはじめ住民の皆さんが“感染者を出さない”という強い思いを持って前向きに取り組んでくださったからだと思います。役場の方には、私たちチームの感染対策にも配慮していただき、大変ありがたく思いました。協力してくださった多くの方に感謝します」と話していました。

※6日間の様子は「Daily Report」(https://www.u-tokai.ac.jp/news-notice/44411/)でご覧いただけます。