「キャリアセミナー」を開催しました

政治経済学部経営学科では6月30日と7月7日に、オンラインで「キャリアセミナー」を開催しました。当セミナーは、経済界の第一線で活躍している講師をお招きし、これから仕事をするうえで押さえておきたい社会情勢や、そうした環境で必要になるスキルなどについて学びを深めることを目的としています。WEBビデオ会議システム「Zoom」を使った講演には、両日それぞれ約130名の学生が参加しました。

第1回のセミナーでは、石田正さんから「大学から社会へ船出する皆さんへ~楽しく、緊張感のある、面白い人生を送るためのヒント~」と題して講演をしていただきました。石田さんは、朝日監査法人でパートナーとして活躍の後、日本マクドナルド株式会社のCFO(代表取締役副社長)や株式会社セガサミーホールディングスのCFO(専務取締役)を歴任し、現在はカルビー株式会社の監査役(社外)を務めています。石田さんは、シンガポールやロンドンに通算11年、駐在するなど海外経験も豊富で、グローバルな視点と企業のフロントラインでの経験から、これから社会に出る学生に向けて、よりよい人生を送るための考え方や必要になるスキルについて語っていただきました。学生からは「海外生活のメリットとお勧めの国を教えてください」「石田さんご自身がこれからやりたいことは何ですか?」「第二の人生の理想は?」「プロフェッショナルになるために入社前と入社後にやるべきことはありますか?」など、ビジネスの枠にとらわれない多岐にわたる質問が寄せられ、講演に対する学生の関心の高さがうかがえました。

第2回セミナーは、石田さんの講演に加え、井村順子さんが参加した対談形式のパネルディスカッションを行いました。井村さんは、公認会計士としてEY新日本監査法人でパートナーとして活躍の後、株式会社商船三井の監査役(社外)や三菱UFJ信託銀行株式会社の取締役(監査等委員、社外)等を務める傍ら東海大学および多摩大学大学院にて教鞭をとっています。経済界の第一線で活躍しているお二人が、「大学生に戻ったら何がしたいか」「プロフェッショナルとしての生き方を選択した理由」「働くことの醍醐味」「若い世代の学生へのアドバイス」という4つのテーマに沿ってディスカッションし、それぞれの豊かな企業人経験から、よりよい人生を歩むための道標を示していただきました。石田さんは、ディスカッションの最後に学生に向けて、「若いということは最大のアドバンテージです。多くの選択肢と、気力、体力、時間を持っているので、いろんなことにチャレンジしてほしい。失敗してもやり直せます」と話し、井村さんからは「やりたいことが見つかったら、まずチャレンジする気持ちが大切。思い立った、その時に一歩踏み出してください」とエールを送っていただきました。