「ラーニング・サポーター」(LS)制度の報告会を開催しました。

7月28日に湘南キャンパスで、理学部に所属する3年次生以上の学生が、後輩たちから寄せられるキャンパスライフにかかわるさまざまな相談にのる「ラーニング・サポーター」(LS)制度の報告会を開催しました。この取り組みは、学生生活支援の一環で本学部と東海大学教育支援センターが行っているものです。学生同士で支えあいながら、充実した大学生活を送ってもらうことが目的で、今年度は、教職課程を履修している本学部の3、4年次生12名が後輩に科目の履修の仕方やレポートの書き方、授業内容についてなど幅広い相談に答えています。平日の午後1時から6時まで18号館の1階にLSに登録している学生たちが交代で常駐しており、今年度はこれまで66名の学生が利用しました。1セメスターごとに実施している報告会では、LSに登録している学生たち(8名)が、石原良美学部長や教育支援センターの職員に活動内容や感想などを報告しました。

報告会ではまず、石原学部長が学生たちに向けて、「教える立場を務めたことから見えてきたものがあると思います。後輩の得意、不得意を考え、工夫をしながらアドバイスをしたこの経験は、皆さんの貴重な財産となり、将来、役に立つものになると思います。これからも相談に来た学生の個性を尊重し、できるだけ伸ばしてあげられるようなアドバイスができるよう、日々考えながらLSを務めてください」とあいさつしました。その後、学生一人ひとりが今季の取り組みを振り返り、「理学部以外の学生も相談に来てくれました。しっかりと答えられるように考えることで自分自身も大きく成長できたと思います」「教育実習に行った際に、LSの経験をさまざまな場面で生かすことができました」「後輩たちが何に迷っているのかを見極めて、アドバイスすることがとても楽しかった。自分の勉強にもなり、もっと分かりやすく教えたいというモチベーションも日々高まった」と感想を発表しました。夏季休暇後の運営方法やLS制度の広報の方法なども話し合った学生たちは、「LS制度は教員に聞きづらいことも相談できる貴重な場だと思います。さらに多くの方に知ってもらい、教える側、教えられる側の人数をもっと増やして行きたい」と意見を交わしていました。

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