電気電子工学科の1年次生に向けて「海外留学・国際交流」に関する講義を行いました

工学部電気電子工学科では7月12日に湘南キャンパスで、1年次生を対象とした「電気電子工学通論」の一環として、「海外留学・国際交流」に関する講義を行いました。電気電子工学通論は、この分野の学問を初めて学ぶ学生を対象に、各種応用の仕組みを理解するために必要な工学的基礎についてのプログラムで、電気電子技術の広範なテクノロジーに対して視野を広げることを目標に、電気機械、電気通信、電子機器などについて現状と近未来の展開について学ぶものです。今回の講義は、電気電子工学を学ぶ学生たちには将来的に自らの技術を生かし海外で活躍する道が開かれていることから、在学中に国際的な視野を身につけてもらおうと企画したものです。

当日は、本学工学部航空宇宙学科卒業生で、カリフォルニア大学バークレー校研究員であり本学情報教育センター非常勤講師も務める堀澤早霧氏が講師を務めました。出席した約140名の学生に向けて堀澤氏は、自らの留学時代について披露。テキサス大学オースティン校やその後移ったカリフォルニア大学バークレー校における研究活動の内容やそれぞれの街の様子、生活習慣で戸惑ったこと、言葉や習慣の違いから驚いたエピソードなどについて、クイズを交えながら紹介していきました。「海外留学をするまで、外国の生活を知りませんでしたが、個性的な人たちとの出会いや日々の発見によって私にとってとても居心地がよい空間に身を置くことができました」と話した堀澤氏は、2001年に発行された「世界がもし100人の村だったら」(池田香代子著)を引き合いに、「この本では”世界がもし100人の村だったら、その中で大学教育を受けられるのは1人”とあります。私自身、その事実を知って驚きましたが、一方では大学で学び、研究できることに感謝し、社会に貢献できる人材にならなくてはならないと意識するきっかけになりました」と力説。最後に、「電気電子工学科での学びをはじめた皆さんにも、海外留学や大学院修士課程への進学を勧めたい。多くの体験を通じて、さまざまな人と価値観を共有することが大切です。また湘南キャンパスには世界中の国々から来た留学生が学んでおり、インターナショナルカフェでも交流の機会をもつことができます。ぜひ活用してください」と訴えかけました。

出席した学生たちは、「自分も将来、海外の大学で学んでみたいという気持ちが起きてくる内容でした」「海外留学も含め、大学生活を通じて視野を広くしていきたい」といった声が聞かれました。

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