経営システム工学科の学生が「2017春季ワールドシップオーケストラ」に参加しました

情報通信学部経営システム工学科3年次生の中嶋健太さんが、世界中の子どもたちに「はじめてのオーケストラ体験」を届ける期間限定のオーケストラである「ワールドシップオーケストラ(WSO)」の2017春季プロジェクトに参加し、2月21日から28日までカンボジアで合同演奏会などの音楽活動を行いました。WSOは芸術・情操教育を受ける機会に恵まれないアジア諸国の子どもたちのために、オーケストラによる生演奏を目の前で届けることで、アンサンブル音楽教育を受けるきっかけをつくることを目的として活動しているNPO団体です。約1週間のツアー中は、数少ない現地のオーケストラとともに共演コンサートをつくり上げることで、日本と海外の音楽家の密な国際交流、相互理解の場を創出しています。

木管楽器のクラリネットを専門とする中嶋さんは、付属翔洋高校(当時、現・付属静岡翔洋高校)時代に吹奏楽部で部長を務め、現在は神奈川県の市民楽団などで演奏を続けています。「海外で演奏活動ができる機会を探していたところ、WSOの存在を知りました。ホームページに現地の演奏会の動画が紹介されていたのですが、日本の演奏会とは違い観客との距離が近く、子どもたちがすごく楽しそうに盛り上がっているのを見て、自分もここで演奏したいと思いました」と、昨年初めてプロジェクトに参加。タイで活動しました。今年訪問したカンボジアでは、期間中にNPO法人が設立したホールや森の中にある広場など、さまざまな場所で4回の演奏会を実施。中嶋さんは、「日本では演奏活動ができる環境が当たり前のようにあり、自分は恵まれていると実感しました。また、現地の人やこの活動で出会ったほかの演奏者の方々との絆が生まれ、音楽を通して一つのものをつくり上げたことで、“音楽は国境をこえる”という言葉を理解できました」と笑顔で話しました。

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