観光学科の学生有志が外国人向けのモニターバスツアーを実施しました

観光学部観光学科の学生有志8名が10月25日、丹沢湘南地域を巡る外国人向けのモニターバスツアーを実施しました。このツアーは、To-Collaboプログラム大学推進プロジェクト「観光イノベーション」の一環です。これまで本学部が推進してきた湘南キャンパス近隣自治体や神奈川県などと連携して活動している「丹沢湘南観光連携会議」の協力を得て、広域観光ツアーの「モニター版」として開いたもの。日本在住または訪日中の外国人や本学の留学生ら合わせて約40名が参加しました。

本学部では昨年12月にも、松本亮三観光学部長と屋代雅充教授が中心となって外国人向けのモニターツアーを行いましたが、今回は学生たちに実際のツアー催行を通じて外国から日本に観光客を呼び込む“インバウンド(訪日)観光”を学んでもらおうと、学生たちが中心となって企画立案を行うこととしました。岩橋伸行教授と屋代教授が参加学生を募り、8名が今年5月から湘南キャンパスで月1回、秦野市や伊勢原市、厚木市などの観光協会のスタッフとともに現地調査や打ち合わせを重ね、コースを検討。外国語教育センターの藤田玲子准教授の指導を仰ぎながら、観光スポットや日本文化を紹介する英文を作成しました。

晴天に恵まれた当日は、学生たちがガイド役を務め秦野市の出雲大社相模分祠で正式参拝し、希望者は白無垢の着付けも体験。続いて、平塚市にある「湘南平展望レストランFlat」で昼食に平塚で水揚げされたしらすと地魚を使ったしらす丼を味わった後、景勝地として知られる湘南平の展望台から江ノ島や伊豆大島そして富士山を眺めました。その後、伊勢原市の能満寺で座禅とお茶点てに挑戦し、厚木市の長谷寺(飯山観音)境内で相模国飯山白龍太鼓保存会による太鼓の演奏を鑑賞。参加者も太鼓を叩き、その迫力ある音とリズムを楽しんでいました。ツアーの最後には、同市・飯山温泉の旅館「ふるさとの宿」で外国人に人気の温泉入浴体験を提供し、疲れを癒してもらいました。

ツアーに携わった学生からは、「入念に打ち合わせを重ね、現地にも5回ほど足を運んだほか、本番直前の10月11日にはバスを借りてリハーサルをしました。そのかいもあってトラブルなくコースを巡ることができました。また、英語でガイドするのはとても難しく、思わず日本語で話してしまうときもあり、次からはもっとしっかりと準備をしなければならないと感じました」「退屈なツアーにならないように、見学だけではなく参加・体験型のプログラムを各所に配しました。参加者からは、“着付けや座禅など、日本文化を体験できて満足でした”といった声も聞けて、本当によかったです。貴重な経験から学んだインバウンド観光の知識を生かし、今後も観光学をより深く学んでいきます」といった声が聞かれました。

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