大学評価

内部質保証

「内部質保証」(Internal Quality Assurance)とは、PDCAサイクル等を適切に機能させることによって、質の向上を図り、教育、学習等が適切な水準にあることを大学自らの責任で説明し証明していく学内の恒常的・継続的プロセスのことです。この定義において明らかなように、内部質保証の主たる対象は教育活動であり、その目的の中心は、教育の充実と学習成果の向上にあると言えます。
内部質保証を重視する考え方は、前述のようなわが国の状況下でその意義が増しているとともに、高等教育の世界では国際的な潮流となっています。

認証評価

「認証評価」とは、大学が、日本の高等教育機関として教育研究の質を維持しているか否かを自己点検・評価し、その自己点検・評価結果を、国が認証した認証評価機関が評価することを言います。この認証評価は、学校教育法によって7年以内に1度、受審することが義務づけられています。

認証評価制度では、7年以内に1度の受審義務があり、本学は、次回2024年の受審を予定しています。2024年度の受審は、2023年度自己点検・評価報告書に基づいてなされますが、 次回の受審では、内部質保証の構築を目指すものから、その有効性を評価するものへと変化しています。 また、内部質保証の推進のために全学的な視点からの考察も問われるものとなっています。 このため2022年度に全部門の自己点検・評価報告書を作成し、その報告書を基に2023年度自己点検・評価報告書を作成する予定です。

自己点検・評価

本学では、1984年度版より、年度ごとの教育研究活動の客観的事実を広く社会に報告することを目的に「東海大学教育研究年報」として年1回編集・発行しています。

 大学の教育研究活動における質の保証を確実なものとしていくためには、自己点検・評価活動そのものを積極的に情報公開し、社会のニーズに応えられる質保証の確保を見据えたPDCAサイクル、つまり自主的・自律的な質保証システムを確立していく必要があります。

 このような趣旨を踏まえ、教育研究年報は、自らが点検・評価した結果を取りまとめた「自己点検・評価報告書」として編集されています。また、自己点検・評価活動以外にも、各種資料を収集した活動の記録集という性格も有しています。

 教育研究年報は、発行以来いくどかの見直しが行われ、2005年度教育研究年報より、従来の冊子体に代わり、電子媒体(CD-ROM)による発行に切り替え、現在は、東海大学オフィシャルホームページにも掲載し、広く学内外に公表しています。

教育研究年報の構成は、以下の4部構成となっております。

1.本編 : 本学の建学の精神、組織・沿革等、従来の年報より継続した内容とともに、自己点検・評価報告書を掲載しています。

2.大学基礎データ : 自己点検・評価報告書の記載内容を裏付けるための数値データです。

3.資料編 : 大学の活動状況を掲載しています。従来の年報より継続した内容となっています。

4.研究業績目録 : 教職員の研究業績を掲載しています。 >※東海大学オフィシャルホームページには、本編と研究業績目録のみ掲載されております。