2017年度「大学教育グローバル化短期集中教員研修(CLIL)」を実施しました

東海大学と付属高校の教員を対象にした「大学教育グローバル化短期集中教員研修」を、3月5日から3月9日まで湘南キャンパスで実施しました。語学習得と専門分野の学習を組み合わせた授業法として国際的に高い評価を得ている「Content and Language Integrated Learning(CLIL)」を学び、授業力の向上につなげようとグローバル推進本部が開講しているものです。今年度は、3月5日から7日までの初級コースに16名、3月8、9日の経験者コースに14名が参加。講師にはケンブリッジ大学出版認定講師のジェーン・ディレニー氏を招きました。

初級コースでは、「動機づけ」の必要性、アクティブラーニング実施方法、レッスンプランの立て方などを、グループワークを中心に意見を交わし合いながら学びました。一方、経験者コースでは、様々な導入事例を通し、いかに専門分野を第2言語で教示するかについて学びました。最終日には、効果的な授業の進行方法を学んだ後、指定されたキーワードに対して問題提起とその解決策を英語で議論。授業の最後には両コースとも、ディレニー氏から参加者一人ひとりに認定書が授与されました。参加した教員からは、「プリントを配るタイミングや授業の運び方など、生徒を引きつけるポイントがあったので参考にしたい。また、自分が学習する側になることであらためて学ぶ楽しさを実感しましたし、所属部署の違う教員や付属校の先生と交流するいい機会にもなりました」といった声が聞かれました。また、ディレニー氏は、「英語の授業では、学生にどんどん喋らせることが重要です。今回はさまざまな学部や部署の先生方に受講していただいたのですが、それぞれの現場で今回得た知識などを柔軟に生かしてほしいと思います」と語りました。

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