光・画像工学科の前田秀一教授が日本技術士会会長表彰を受けました

工学部 光・画像工学科の前田秀一教授がこのほど、日本技術士会会長表彰を受けました。技術士は、科学技術に関する専門知識と高い応用能力、倫理などを備えた人材を育成することを目的に、文部科学省所管の国家資格です。その運営組織である日本技術士会の会長表彰は、「技術士」の資格取得者の中から一定の研究業績を収め、会の発展に寄与した人物に贈られる称号です。

前田教授は、技術士会の化学部会で幹事を務めてきたほか、『化学系JABEE修了者・修了予定者のためのキャリア形成ハンドブック』を2011年に共著で刊行。他の部会員とともに、江戸時代から銀に色をつける技術(加飾技術)として用いられてきた、硫化物を使った銀薄膜の発色技術の機構を解明し、銀を使って透明な電極を作る技術の研究にも取り組んできました。今回の受賞を受けて、「技術を産業界に応用する能力を有すると認められた技術者に贈られる称号とも言われ、産業界で重要視されている国家資格の一つで、地道に成果を残していった結果が評価されるものです。また、能動的に仕事に取り組んでいる前向きな姿勢を持った技術者であれば、技術士はどこかで必ず出会うことになる資格だと思います。試験は2次までありますが、大学生でも1次試験を受けられますし、資格取得に向けて努力することは仕事をする上でもプラスになるはず。ぜひ多くの学生にこの資格に挑戦してもらいたいと思います」と話しています。

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