知のコスモス展示会「Creation Myth-マヤとエジプトの創世神話」を開催しました

文学部アジア文明学科とアメリカ文明学科では12月4日から18日まで湘南キャンパスで、第316回知のコスモス展示会「Creation Myth-マヤとエジプトの創世神話」を開催しました。横山玲子教授(アメリカ文明学科)の研究室の学生有志と山花京子准教授(アジア文明学科)の研究室の3年次生が共同で企画・実施したものです。期間中は学生や教職員ら学内外から約100名が来場しました。

マヤとエジプトはそれぞれ異なった地理的条件とタイムフレームのもとで花開いた文明です。今回の展示では、エジプトの4つの地方に文字記録として残された創世神話とマヤ民族の歴史を口承した「ポポル・ブフ」を取り上げ、「宇宙の創造」「神々の創造」「王権争い」「人間界」の切り口から比較。学生たちは連日図書館で文献を調べ、熱心に討議を重ねながら2つの文明における創世神話に関する共通点や独自性について考察し、結果をパネルにまとめて発表しました。横山教授と山花准教授は、「それぞれの時代・地域に生きた人々の創世の概念や神の存在に関する考え方、周辺環境が神話成立にもたらす影響などが見えてくる、興味深い展示会となりました」と話しています。

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