観光学部の学生がANA本社及びANA総合研究所を訪問しました

観光学部観光学科の橋本佳典教授と橋本朋子教授のゼミでは、6月12日に東京・汐留のANAグループ本社内にある株式会社ANA総合研究所を訪問しました。本学では2007年に同社と観光学に関する基本合意書を締結。シラバスの共同開発やANAグループから派遣される講師による講義など、双方の人材と研究の交流を図り、社会のニーズにあった人材育成を目指しています。今回の本社訪問は、本学部のキャリア教育の一環で、航空及びホスピタリティを学ぶ3年次ゼミ生を対象に実施。両ゼミ合わせて28名が参加しました。

当日は、本社役員会議室でANA総合研究所の河本宏子代表取締役副社長と本学工学研究科航空宇宙学専攻を修了し、同社の「元気な日本」創生事業部に勤務する金子さおりさんと懇談しました。はじめに、河本副社長があいさつに立ち、ANAグループの創業者・美土路昌一氏が残した社訓「現在窮乏、将来有望」を紹介。「この言葉には今がどんなに苦しくても、未来を信じて歩み続けることの重要性が込められています。創業時から掲げてきた精神や心意気は今も変わらず受け継がれており、今日は皆さんに少しでも私たちのことを知ってもらいたいと考えています。お互いに活発な意見交換をして有意義な時間にしましょう」と語りました。続いて、金子さんが学生時代の思い出や現在取り組んでいる地域活性化を目指した地方事業について語りました。金子さんは、「学生時代の就職活動中には、後悔をしないように説明会で必ず一つ質問をしようと決めていました。気になることや分からないことを聞く姿勢は、社会人になった今でも大切にしています。皆さんも緊張する場面に立つことが多いと思いますが、勇気を持ってさまざまなことにチャレンジしてください」と学生たちにアドバイスを送りました。

質疑応答では、学生から「ANAグループでは新規顧客を獲得するためにどのようなことをしていますか?」「女性社員の割合が高いANAグループでは、女性が働きやすい環境づくりにどのような努力をしていますか?」「金子さんご自身のキャリアアップはどのように考えていますか?」といった質問が聞かれ、金子さんは資料や写真などを使って丁寧に回答していました。最後に金子さんから本学の後輩である学生に対し、「就職活動においても、発信力が大事。これからも頑張ってください」とメッセージが送られていました。

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