社会のニーズに応じた多彩な教育を提供
社会環境はめまぐるしく変化しており、健康問題もより複雑化し、対象も超未熟児から加齢による機能低下を来した高齢者など、看護職は感染症や急性期の医療現場から地域社会に至るまで、人々が生活するあらゆる場での役割が求められています。
このような多様な社会のニーズに応え、役割を継続的に果たすことのできる人材を養成することを目的として、本専攻は、研究者および専門看護師(CNS)の育成といった幅広い教育課程を整え、それぞれの看護分野で指導的な立場で活躍できる看護人材を養成しています。
専門領域は、臨床看護学領域、地域・産業・精神保健看護学領域、家族看護学領域、クリティカルケア看護学領域、がん看護学領域、遺伝看護学領域の6領域を配置し、専攻分野における研究・教育能力の育成を目指します。
その中でも家族看護学領域、クリティカルケア看護学領域、がん看護学領域、遺伝看護学領域では、専門看護師教育課程を設置し、高度専門医療に対応できる、卓越した実践家教育を行っています。
修了生の主な研究テーマ
- 日本の脳死下臓器提供における『ドナー家族支援』の概念分析
- 脳神経疾患患者の家族の対処資源と認知が睡眠の質に与える影響
- 親が生命の危機的状況に陥った子どもへのICU熟練看護師の看護実践
- 外来リハビリテーションを受けているパーキンソン病患者の機能維持に関わる因子の検討
~1年以上継続して理学療法を受けている患者に焦点を当てて~ - 不育症治療後に出産した女性の思い
- NICU看護師と訪問看護師による医療的ケア児の在宅移行支援の重要性に対する認識の比較
- コロナ禍の病院における看護師のワークエンゲイジメントとその関連要因に関する研究
~職場環境と看護管理者の支援行動に着目して~ - 急性期病院における患者・家族のニーズに沿うための看護師の行動とその関連要因