東海大学出身の企業経営者が集う「第39回欅の会 東海大学経営者クラブ」の例会が9月6日に、東京・ベルサール汐留で開かれました。同会では例年、会員相互の親睦を温めるとともに、母校との連携強化に向けた機会として例会を開いており、本学学長室キャリア就職担当が運営をサポートしています。今回は、会員約30名と本学から梶井龍太郎学長代理、学長室キャリア就職担当の成川忠之部長ら教職員が多数出席。東海大学ソーラーカーチーム監督を務める木村英樹学長補佐(工学部教授)による講演などが行われました。
当日は、はじめに欅の会の高見澤和夫会長(高見沢サイバネティックス代表取締役社長)があいさつし、「新型コロナ禍も落ち着きを見せ始めており、ぜひこの場で交流を深め、皆さまのビジネスに活用していただければと思います。また本会の発展に向けて、このほど副会長に飯田通商株式会社の飯田和信取締役会長CEOが就任されました。幹事や会員の皆さまとも意見を交わしつつさらなる活性化を図っていきます」と語りました。新規加入会員の紹介に続いて梶井学長代理が登壇し、「日本の大学が輩出した企業経営者数のランキングでは、本学出身者は、年々増加してトップ10圏内に入っております。経営者の皆さんの懇親の場である欅の会にもさらに多くのご参加をいただき、母校を支えていただければ」と呼びかけました。
基調講演では木村教授が「次世代技術(テクノロジー)に挑戦する東海大学」と題し、本学におけるソーラーカー開発の歴史を解説。1993年に初出場し、今年10月にもチャレンジプロジェクト「東海大学ソーラーカーチーム」が出場する世界最大級のソーラーカー大会であるブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジについて語りました。木村教授は、8月に発表した新型マシンに用いている東レ株式会社によるカーボン技術やブリヂストン製のタイヤの性能について詳しく説明し、「ソーラーカー開発は石油資源枯渇や地球温暖化などに対応するものです。企業との共同開発を通じてカーボンニュートラル対応人材の育成を進めています」と語りました。
講演終了後には学長室キャリア就職担当の成川忠之部長があいさつし、参加者への謝辞を述べました。その後は懇親会も開かれ、会員と本学の教職員が学生の就職支援や企業、大学間の連携など多様な話題で意見を交わし、交流を深めました。