政治経済学部経済学科2年次生の大堀遼さんと竹嶋柊音さん、和氣大和さん(指導教員=木村恭子教授)、綿貫葵斗さん(指導教員=高橋塁准教授)が、株式会社マイナビMY FUTURE CAMPUSが主催・運営する大学生学年不問型ビジネスコンテスト「キャリアインカレ」に出場しました。数人で1チームを組み、協賛企業が出題したテーマを選んでエントリーし、書類審査、プレゼン動画審査、準決勝と選考を経て選ばれた各企業の代表チームが決勝戦を戦うものです。
本学科の4名は「T MARCH」のチーム名でZOZOテクノロジーズのテーマ「10年後の未来に存在するAIや新テクノロジーを使って世界中で大ヒットしているファッションECサービスを企画せよ」にエントリー。ヴァーチャル・リアリティー(VR)で作り出した店でAIの店員がユーザーにお薦めの洋服などを提示し、気になった商品はVRで試着もできるという企画を考えました。和氣さんは、「テーマが10年後だったので、ほかにないものを提案したいと思い、VRやAIに着目しました。自分の選んだ洋服を専門家が評価してくれるシステムも搭載するなど、今のEC(エレクトロニック・コマース/電子取引)サイトプラスアルファのものを考えました」と意図を語ります。綿貫さんは、「売れ筋ランキングなどを掲載しているサイトは多いのですが、世間一般ではなく自分に合ったものを薦めてくれるサイトにしたいと思った」と続けます。
日本経済新聞の編集委員でもある木村教授からECサイトやVRの現状や、今後どのように成長していくかなどをアドバイスしてもらったほか、ファッション通販「ZOZOTOWN」をよく使う友人たちにどんなサービスがあったらうれしいか聞き取り調査も実施。放課後に集まって案を出し合い、企画を練ってきました。惜しくも準決勝進出はなりませんでしたが、「書類審査はパワーポイントでの提出だったので、どのようにすれば自分たちの意図がうまく伝わるか、試行錯誤しながら完成させました。ビジネスコンテストへの応募は初めてだったので、書類審査を通過したことは自信にして、今後も挑戦していきたい」と大堀さん。竹嶋さんは、「インターネットで調べたり、資料を読み込んだりする中で、自分で考える力がついたように感じています。いい経験になりました」と話しています。
なお、キャリアインカレには情報通信学部経営システム工学科の朝日弓未教授の研究室に所属する学生3名も「 三色団子」のチーム名で出場。JAL(日本航空)のテーマ「SDGsの17の目標を元に、JALの強みを活かした革新的な取組みを立案せよ」に挑みました。