政治経済学部と文化社会学部の学生が全日本中国語スピーチコンテスト神奈川大会で最優秀賞を受賞しました

10月3日に横浜市・地球市民かながわプラザで開催された「第38回全日本中国語スピーチコンテスト神奈川大会」で、政治経済学部の丸山晴さん(3年次生)が「朗読部門」で最優秀賞を、文化社会学部の高橋穂志さん(3年次生)が「スピーチ部門」で最優秀賞を受賞しました。本大会は日本国内での中国語の普及や両国の相互理解を深めることを目的に、神奈川県日本中国友好協会が毎年開いているものです。他の都道府県でも同様の大会が開催されており、各大会の最優秀賞受賞者は都道府県の代表として11月の全国大会一次審査(音源審査)、1月の全国大会決勝(対面発表)へと進出します。

丸山さんと高橋さんは、1年次から本学国際教育センターが開講する中国語の授業を受講しています。昨年度からは中国語の授業を担当する森山美紀子教授(国際教育センター)らによる交流サークル「JS(日本語サポート)」にも参加し、中国人留学生らと交流しながら語学力を身につけていきました。今年度は新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、遠隔授業やオンラインでの学生間交流が続いた中で、森山教授の勧めを受けて8月から大会への準備を始めました。朗読部門に出場した丸山さんは大会主催者による課題文「鋸(ノコギリ)の誕生」の朗読練習を重ね、スピーチ部門に参加した高橋さんは「ボランティアを通して学んだこと」をテーマに、自身が参加する東海大学チャレンジセンター「Sunflower」での活動から新たな一歩を踏み出すことの重要性についてスピーチしました。準備期間には、授業外でも指導教員の森山教授や指導協力者の王連浴さん(大学院文学研究科研究生)、李沢宇さん(文学部3年次生)、金子昌彦さん(体育学部3年次生)にアドバイスをもらいながら、発音などを一から見直し、大会に臨みました。

当日は換気やアルコール消毒、飛沫感染防止策など多くの新型コロナ感染対策がとられた会場でそれぞれ練習の成果を披露。その様子を見守った森山教授は、「社会が混迷を極める中、時間を見つけて練習を重ねてきた成果をしっかり発揮できていました。2人の努力はもちろんですが、指導協力学生からも発音に関するアドバイスをもらい、当日は一緒に練習をしてきた留学生も会場を訪れるなど、チームで勝ち取った受賞のように感じています」と話しています。丸山さんと高橋さんはともに神奈川県代表として全国大会への出場が決まり、「今回の受賞を自信にして、全国大会に向けて練習を重ねていきたい」と意欲を見せています。