平和学園小学校で児童向けの理科実験教室を開きました

工学部応用化学科の佐藤正志教授と学生らが8月25日に、神奈川県茅ケ崎市の平和学園小学校で児童向けの理科実験教室を実施しました。本学と平和学園小の連携に向けた取り組みとして初めて行ったもので、児童約50名と保護者が参加しました。

当日は、佐藤教授のほか、現代教養センターの川名優孝非常勤講師(東京海洋大学准教授)、応用化学科とチャレンジセンター「サイエンスコミュニケーター」の学生が講師として参加。洗濯のりを使ってスライムを作る実験や焼きそばの麺に紫キャベツから抽出した色素とレモン汁を順にかけて色の変化を確かめる実験、大きなシャボン玉をつくり、その中に実際に入ってみる実験、氷を張った容器に塩を入れ、温度変化を利用してシャーベットを作る実験を行いました。参加した児童と保護者は、学生たちの説明とサポートを受けながら実験に挑戦。混ぜる絵の具の色を変えて何種類もスライムを作ったり、氷に塩をかけた時の急激な温度変化に思わず目を丸くしたり、「なんでこうなるの?」と学生に質問したりと、熱心に実験に取り組んでいました。

当日の運営代表を務めた内田司さん(工学部応用化学科3年次生)は、「準備を進める過程で、安全管理の考え方やわかりやすく教えるための要点について深く考えることができましたし、教え方のノウハウも身に付きました。ここで経験できたことを同級生や後輩たちとも共有し、伝えていきたい」と話していました。今回の取り組みの企画・運営を担当した佐藤教授は、「平和学園の創立者である賀川豊彦氏が、本学の創立者である松前重義先生とキリスト教を通じた仲間であった縁で、今回の連携が始まりました。今後は、同校の理科教育プログラム開発に本学の教員・学生が協力するなど連携を深めていきたい。理科教育に精通した学生の育成や子どもたちを理科好きにする教育プログラムの作成にもつなげられれば」と話しています。

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