電気電子工学科の庄教授が水素燃料電池について講演しました

工学部電気電子工学科の庄善之教授が、7月25日に神奈川県川崎市にある神奈川県立向の岡工業高校で行われた市民講座「第6回 知ってトクするエコプラザ」で講演しました。この催しは、近年話題になっている水素燃料電池の最先端の知識を学ぶ機会として、川崎市内でゴミ資源の回収や近隣学校へ環境問題に関する書籍の寄付事業などを行っている市民団体「リサイクル・リラの会」が開いたものです。庄教授が昨年度行った講演が好評だったことから2年連続での実施となり、市民ら約75名が参加しました。

庄教授は「水素が地球を救う ~身近になる燃料電池~」と題して講演。燃料電池の実用化に向けた研究が急速に進んでいる現状を紹介した後、燃料電池の発電を体験する実験を行いました。その後、これまでの省エネルギーに代わるエネルギー分野の理論として、エネルギーの地産地消を進める「エネルギーハーベスト」という考え方が提唱されていることを紹介。油田などから運ばれてきたエネルギー源を、大規模な発電所で電気などに変えて効率的に活用する従来の技術とは異なり、風呂の湯など身近にある小さなエネルギー源を有効に活用する技術の開発が進むことが予想されると語りました。

参加者からは「子どもでもわかる内容で、とても参考になりました。前回も参加しましたが、より理解を深めることができました」「もっと詳しい内容を学びたいと考えるようになりました」といった感想が数多く聞かれました。

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