実務家教員のぼやき

志願者数からの卒業

「いい車」の定義って時代に合わせて変わるのに、「いい大学」の定義は変わりませんね。
そろそろ志願者数(併願者数)で評価する入試広報を卒業したいものです。
ユニークな入試にしたくても、他大学と違うと併願者が減るのでできない…。
どの大学も流行りのワードで広報するので、高校生からはどこも同じに見える金太郎飴。
結果、偏差値と通学時間で「いい大学」を選択?
偏差値が3低くても〇〇があるからこの大学、家から20分遠くても〇〇があるからこの大学。
本来「いい大学」の定義は人それぞれなので、これくらいの逆転は起こせるようにしたいものです。
受験料収入の減で経営が傾かないのであれば、モノサシを志願者数から「第一志望度」に変えられないだろうか。
もちろん数が質を担保するという考え方は否定しませんが、第一志望という納得度は、学生の成長実感や満足度につながるものかと。
高校生みんなをファンにする、でなく、○○な高校生だけをファンにするという発想。
志願者数を増やすより難しいと思いますが、それくらいしないとユニークな大学は作れません。

デザインを重視していないWebサイト!?

このWebサイトのリニューアルは、若手職員が中心のPJで検討されたようです。
初めてデザインを見たときに、普通だなぁと思いそのままの感想を伝えると、
「見た目のデザインは重視してませんから」とまさかの回答が。
Webサイトリニューアルでデザインを重視しないなんて!とびっくり仰天でした。
大学サイトの閲覧は、7割以上がスマホからのようで、
多くの方が目的のページを直接検索して訪れ、そのまま帰るとのこと。
そこで今回は、「訪れた方が寄り道して、意図していない情報にも出会う」ことを狙い、
#(ハッシュタグ)など、私には馴染が薄い機能が搭載されています。
スマホを前提に考えれば、見た目のデザインを重視しないも頷けます。
学内からは賛否様々な意見が届いていますが、
若手職員の「大学らしくない」新しいチャレンジを見守りましょう。

先生を「先生」と呼ばない大学

民間企業では、フラットな組織風土を作るために、
社長であっても「○○さん」とお互いを呼び合うことが珍しくありません。
大学ではどうでしょう。
先生を「さん付け」にする大学は聞いたことがありません。
先日の学部長会で、山田学長が突然、教職員に「さん付け」を推奨したいと提案。
ビックリしましたが、それ以上に驚いたのが、多くの先生方が賛成だったこと。
教職員全体でフラットな組織を作りたいとは聞いてましたが、
ここはホントに面白い大学です。
すぐに浸透するのは難しいかもしれませんが、
立場や役職を超えた議論ができれば、もっと大学はよくなります。
いずれ学生も学長を「山田さん!」と呼ぶ日が来るかも。
そんな未来を想像すると、ニヤニヤしてしまいます。
私も早速「山田さん」にメールを送りました。
案外すぐに慣れるものです。

夜の入学式と打ち上げ花火

湘南キャンパスでは、1・2年生の入学式で1,800発の花火を打ち上げました。 
コロナ禍でも、しっかり皆さんを歓迎したいと、若手職員の有志が考えてくれた企画です。

当日は入学式・サークル勧誘・打ち上げ花火と、久々にキャンパスに活気が戻りました。
打ち上げ花火なんて都心の大学ではなかなかできませんし、東海大学ならではですよね。
多くの学生と一緒に花火を見上げていると、感動的で涙が出そうでした。

もちろん大切な予算を打ち上げ花火に使うことへの批判があることも理解しています。 
ただ、これも多くの学生を抱える大学だからこそできる企画です。 
打ち上げ花火の費用は、今回出席してくれた学生の人数で割ると、一人あたり数百円になります。 

皆さんの新生活への気持ちの高めることはもちろん、 
花火には厄除けの意味もありますので、コロナの収束を願うこともできました。 
空を見上げる皆さんの表情を観て、実施してよかったと心から思っています。 
コロナ禍でも、こんなユニークな入学式を行う大学があってもよいですよね。

日本一働く学長

うちの学長は、この3月から4月にかけて、きっと日本一働いた学長です。
この時期の学長の大事な仕事のひとつが、卒業生と新入生にメッセージを送ることですね。
今年はコロナ禍であっても、卒業式と入学式を無事に対面で行うことができました。
また、昨年入学式を実施できなかった新2年生にも歓迎のイベントを行い、
学長は全国のキャンパスを北海道から九州まで飛び回ってました。
「日本一働く学長」という根拠を以下に示します。

■卒業証書(学位記)直筆サイン6,742枚「署名8㎝をつなげると540mに!」
■祝辞回数 計35回230分「約4時間!」
〇卒業式関係:ライブ15回・ビデオ3回(1回約6分10秒 合計111分)
〇入学式関係:ライブ17回(1回約7分 合計119分)
■移動距離 計11,086km「地球1/4周‼」
〇卒業式関係:6,647km(3/17自宅~3/25自宅)
〇入学式関係:4,439km(4/2自宅~4/7自宅)

どうでしょう。
全国の各大学の学長の行動と比較したわけではないので「きっと」です。
もし「うちの学長の方が働いているぞ」などご意見があれば、ご連絡ください。
学生のために率先して汗をかいてくれる学長です。