卒業生で映画監督の草野なつかさんが長編デビュー作で各賞を受賞しました

2014年08月27日

文学部文芸創作学科を2007年度に卒業した映画監督の草野なつかさんが、『螺旋銀河』で長編映画デビューを飾りました。この作品は、容姿端麗で上昇志向 の強いシナリオ作家の綾と、地味で存在感の薄い幸子の物語。シナリオ学校の課題を共著で仕上げなくてはならなくなった綾がついた嘘をきっかけに、同じ会社 で働く幸子が共同執筆者となりますが、作品が完成していくにつれて2人の関係が微妙に変化していくというストーリーです。

草野さんは、5月27日から6月1日までドイツ・フランクフルトで開かれた日本映画祭、「ニッポン・コネクション」(主催=公益法人Nippon Connection e.V.)で「ニッポン・ビジョン審査員賞」を受賞。その後、7月19日から27日に「SKIPシティ」(埼玉県川口市)で行われた「SKIPシティ国際 Dシネマ映画祭」では、84の国と地域から寄せられた500本をこえる作品の中から「監督賞」と「SKIPシティアワード」に輝きました。

本学在学中に、映画批評家で当時本学科教授だった山根貞男氏と出会ったことをきっかけに映画に興味を持ったという草野さん。卒業後は専門学校で監督として の腕を磨き、短編映画を中心に作品制作を手がけてきました。そして昨年9月、大阪を映像文化の創造・発信拠点とすることを目指して制作協力を行う「シネア スト・オーガニゼーション大阪」(CO2)の助成作品に選ばれ、『螺旋銀河』の制作に取りかかりました。「CO2に選ばれたのが昨年9月、その後、審査員 や事務局の方々とも打ち合わせを重ねながら、脚本家の髙橋知由さんと共同で約2カ月かけて作品を練り上げました。12月にそのほとんどを大阪で撮影し、1 月に編集、3月にはCO2の助成作品として大阪アジアン映画祭で上映されました。ハードスケジュールでの制作でしたが、長年撮りたいと思っていた長編映画 に挑戦する機会を与えていただき、とても感謝しています」と語っています。

また、学生時代を振り返り、「映画を見て山根先生が解説してくださったり、学生が感想を述べたりする授業がとても面白かった記憶があります。山城むつみ先 生(本学科教授)の授業もシナリオを書く上で生きています。大学時代は映画と授業と女子ラクロス部での活動に明け暮れました。自分が面白いと思えることに 敏感になって、興味を持ったことに一生懸命取り組んでいくことが大切だと思います」と後輩たちにエールを送りました。

なお同作品は、9月20日(土)に山口情報芸術センターで開催される「YCAM爆音映画祭2014」でも上映される予定です(イベントは9月19日(金)~23日(火・祝)まで)。

卒業生で映画監督の草野なつかさんが長編デビュー作で各賞を受賞しました

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