パブリック・アチーブメント型教育を取り入れた教育プログラム
東海大学では、パブリック・アチーブメント(PA)型教育科目による理論的アプローチとプロジェクト活動による実践的アプローチの両輪で、知識とスキルを体得できる教育プログラムを実施しています。
教育プログラムは自ら困難を乗り越え、多様なひとと協力し解決策を見出すことのできる人間力を養成する場としての役割も担っています。また、本学の“建学の精神を培う”という教育理念のもと、「自ら考える力」「集い力」「挑み力」「成し遂げ力」を身に付け、社会で通用する力のある人材を育成します。
理論アプローチ〈授業講義〉
必須科目(1年次)
2018年度カリキュラムから、区分Ⅱ現代教養科目(発展教養科目)として、「パブリック・アチーブメント(PA)型教育」が導入されています。発展教養科目ではグループワークを積極的に導入し、社会的課題について理解を深めることや、自分の意見を表明し他者と対話することなどが重視されています。これらは、すべての東海大生が共通で学ぶことで、学生主体のプロジェクト活動の土台になる科目です。
科目名:シティズンシップ(現代社会と市民)/シティズンシップ(社会参画の意義)/地域理解/国際理解
自己形成科目
区分Ⅴ自己形成科目のうち、下記の科目群(社会的実践科目)では、担当教員が特定の社会的課題や社会的実践力を取り上げ、多様な他者とともに考えながら、ともに学ぶことを重視しています。そのため、すべての学部が対象であり、学年の異なる学生が集っています。これらの科目から学ぶ知識やスキルは、プロジェクト活動の活動や組織運営に援用することが期待されます。
科目名:社会的課題の理論と探究A・B/社会参加の方法と実践A・B/プロジェクト実践A・Bなど
実践的アプローチ〈プロジェクト活動〉
企画の立案、実施、振り返りのサイクル
プロジェクト活動は、自由な発想で企画を立案し、実施、振り返りまで全て学生主体で動いています。キャンパスライフセンターの教育プログラムでは、活動の成果・結果も大切ですが、それ以上に、多様なメンバーが一つの目標に向かって力を合わせる、そのプロセスでの気づきや成長を重要視しています。そのため、各プロジェクトでは定められた回数のミーティングへ参加し、年3回の振り返りを実施。プロジェクトで設定した「学びのテーマ」を踏まえ活動を実施できたかどうかを振り返る「振り返りシート」を一人ひとりが作成します。
中間・最終報告会の実施
テレビ会議システムにて各キャンパスを結び、プロジェクトメンバー全員が参加する報告会です。10月頃に実施の「中間報告会」では春セメスターでの活動の報告と振り返りを行います。2月の「最終報告会」では1年間の成果と学びについて発表します。
特にプレゼン内容が素晴らしいプロジェクトには「グットプレゼンテーション賞」が贈られます。
最終報告書・参加報告書の提出
最終報告書は年度終わりに“プロジェクトとしてどのような企画を実施し、目標をどの程度達成したか”を記載。
参加報告書では、プロジェクトメンバー一人ひとりが“自分がプロジェクトの中でどのような役割を担い、企画から何を学べたのか”を報告します。
修了認定証
以上の理論的アプローチと実践的アプローチの両輪で、様々な問題に挑み、成し遂げる力を身につけ、社会で通用する知識とスキルを体得することが出来ます。1年間のプロジェクトを修了したプロジェクトメンバーは修了認定証が授与されます。