コンピュータ応用工学科が自律移動マシンの競技会を実施しました

情報理工学部コンピュータ応用工学科では、7月9日に湘南キャンパスで自律移動マシンの競技会を実施しました。本学科が1年生を対象に開講する「創造工学演習」の中で実施したもの。約100名の学生が4名のグループに分かれ、教員から与えられた共通の部品キット(マイクロコンピュータ搭載コントローラ、各種センサ、モータ、ギアボックス、タイヤなど)を用いて自律移動マシンを設計・製作、競技会で成果を発表するものです。

今回の競技会では、コースを周回しながら、途中に設置されている2つのゴールにピンポン玉を入れてスタート位置に戻ってくるまでのタイムを競いました。ピンポン玉が入るとボーナスとしてタイムが差し引かれるルールとなっています。学生たちは4月から3カ月に渡ってマシンを製作し、26チームのバラエティーに富んだマシンが競技会に挑戦しました。25チームのマシンが制限時間内に完走し、優勝チームのマシンは最速の36秒で周回した上、2つのカゴに一つずつピンポン玉を入れることでマイナス90秒のボーナスを得て、結果としてマイナス54秒という過去に例を見ない記録を達成しました。

指導に当たった稲葉毅教授は、「ものづくりの楽しさや魅力を経験し、今後の学生生活に生かしてもらおうと毎年競技会を開催しています。今年度も非常に意欲的な学生が多く、用意したパーツをあえて使いきらずに好タイムを残したチームもありました。ものづくりは見よう見まねから始まります。そこから各自の目標や発想のもと、さまざまな試行錯誤を繰り返していくものです。参加した学生たちは今回の競技会を通じて、ものづくりの第一歩を踏み出しました。コンピュータ応用工学科ではコンピュータに関わる理論や技術を広く学びます。これからはそれぞれ興味を持ったテーマを深く追求する努力を続けてほしい」と話しています。

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