海洋学部の学生による有志団体「ごみっちプロジェクト」が、6月10日に清水キャンパスで活動報告会を開催しました。同プロジェクトは、およそ8割以上の学生が一人暮らしをしている本学部で、地域差のあるごみ出しのルールについて戸惑いを感じる学生を減らそうと2015年度に発足。これまでに、学生に対して「ゴミ出しのルールを理解しているか」「そのルールに沿って捨てられているか」といったアンケートを実施してきたほか、地域住民やキャンパス内の清掃業者にも聞き取り調査をしながら、現状を調べてきました。
報告会には学生や地域住民が数多く参加。メンバーたちはこれまでの調査内容をもとに、「アンケートでは、“ルールは知っているつもりだが、あまり自信がない”と答える学生もおり、まずはルールを周知することが必要だと分かりました。そこで地域のゴミ出しのルールやビン、缶、プラスチックゴミなどを捨てられる『リサイクルボックス』の場所が一目で分かる三保半島内のマップを作成しました。キャンパス内の各所にQRコードのついたポスターを掲示し、スマートフォンでも見られるよう工夫しているので、多くの学生に利用してもらいたい」と発表しました。当日は参加者との意見交換会も行われ、地域住民と活発な議論が交わされました。
当日の司会を務めた浅川眸さん(3年次生)は、「今回の報告会が少しでもゴミの捨て方を考えるきっかけになればうれしい。これからも地域の皆さんと協力しながら、清水区、三保半島の美化につなげていきたい」と話していました。