商品開発プロジェクトが「マグロかるた」の制作に協力しました

清水キャンパスで活動する東海大学スチューデントアチーブメントセンター・ユニークプロジェクト「商品開発プロジェクト」が、静岡市や静岡県立駿河総合高等学校の生徒と協力して制作してきた「マグロかるた」が2月下旬に完成。3月22日に、キャンパスに隣接する付属静岡翔洋小学校で「マグロかるたで遊ぼう」を開催しました。

清水キャンパスに近い清水港は、冷凍マグロの漁獲量日本一を誇り、本プロジェクトでは地元で愛されるマグロをさらに広くPRすべく、21年春からマグロかるたの制作を進めてきました。昨年8月には市民らに、マグロに関する知識や情報を含んだ読み札の文章を募集し、静岡市役所や静岡鉄道主要駅にポスターを掲示。SNSでも情報を発信し、約400通の応募がありました。その中から五十音それぞれの文章を選び、情報に間違いがないか海洋学部の教員らに聞き取り調査をしたほか、駿河総合高校の生徒に絵札のイラストを依頼してきました。

今回の「マグロかるたで遊ぼう」には、本プロジェクトアドバイザーの後藤慶一教授(海洋学部)や浅川倫宏准教授(同)、プロジェクトリーダーの渡辺翔さん(海洋学部水産学科食品科学専攻3年次生)が参加。児童9名とともに実際にかるたを使って遊びながら、マグロに関する知識を伝えました。参加した児童は、「おすしの中でもマグロがいちばん好きなので、勉強になったし、楽しかった」「清水港でマグロがたくさん獲れるとは知らなかったので驚いた」と笑顔を見せていました。読み手をしながら子どもたちが楽しむ様子を見守った渡辺さんは、「かるたを楽しんでくれたのはもちろん、読み札の内容が分からないときには積極的に質問してくれてうれしかった」と語り、浅川准教授は、「今後は静岡市や焼津市を通じて各地の小学校への配布も予定しています。ぜひ多くの児童に楽しんでもらい、清水港や焼津港、静岡のマグロに愛着を持ってほしい」と話しています。