医学部付属東京病院の新型コロナウイルス感染症への取り組みに対し東京都から感謝状が贈られました

医学部付属東京病院の新型コロナウイルス感染症の取り組みに対し、東京都から感謝状が贈られました。7月20日に本病院で、東京都保健医療局の成田友代技監らから海老原明典病院長に感謝状が手渡されました。

当日は、海老原病院長をはじめ鈴木秀美看護部長、望月望事務部長が出席。成田技監は、「都内初のコロナ専用病院として、都の入院調整本部を介して500名以上の患者を受け入れるなど、さまざまなご協力をいただきました。あらためて感謝を申し上げます」と語り、海老原病院長は、「全スタッフが強い気持ちを持って臨みました。お役に立てたことをうれしく思います」と応じました。

本病院は、感染拡大第2波が訪れた2020年6月から東京都や渋谷区と連携して「PCRセンター」を開設。7月には都の要請を受けて軽症から中等症の感染患者の入院を受け入れるための改修工事を開始し、最終的に60床をコロナ専用として対応してきました。現在も30床を確保して感染患者の診療に取り組んでいます。

海老原病院長は、「感染者の受け入れに当たっては、一般の患者さんの理解と協力を得るとともに、病院本部や伊勢原キャンパスの医学部付属病院による感染対策に関するサポートを得ながら進めました。最初は手探りでしたが、一つひとつの経験を糧として、各スタッフがそれぞれの責任を果たそうと努めています。医師が16名という体制もあり、東京都からのすべての要請に応じるには限界がありましたが、これまでに約1600名の入院患者を受け入れるなど最大限の努力をしてきました。感謝状をいただいたことは、都庁の方々がそうした姿勢を理解してくださったと受け止めており、職員にとって大きな励みになります。東京都との協力関係を築けたことにも感謝しています。新型コロナウイルス感染症は5類になりましたが、気を抜くことなく、今後も都と連携して人々に貢献できるよう努めていきます」と話していました。