スポーツ・レジャーマネジメント学科が「2017年度第3回湘南望星ゼミナール」を開催しました

湘南キャンパスで11月16日に「2017年度第3回湘南望星ゼミナール」及び「2017年度第3回東海大学健康スポーツ科学セミナー」が、体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科、学校法人東海大学望星学塾、大学院体育学研究科により共同開催されました。また秀和ビルメンテナンスが協賛、東海大学スポーツ教育センターが後援をしました。今回は、カナダ・オタワ大学客員研究員の押見大地氏を講師に招き、大学院生や学生、教職員など152名が参加しました。

はじめに、本学科の萩裕美子教授があいさつに立ち、「2019年からの3年間、日本ではラグビーワールドカップやオリンピックなどの開催が予定されており、スポーツイベントのゴールデンイヤーといわれています。その裏で、こうしたイベントが地域の活性化につながるとスポーツの価値も高まっていきます。将来皆さんには、こうしたイベント運営の一翼を担う存在になってほしいと思っています」と語りかけました。

押見氏は、「スポーツイベントが開催地域・人々にもたらすインパクトとは?」をテーマに講演。過去にオリンピック・パラリンピックを開催した地域の現状や、当時の経済効果などを紹介したほか、学生に向けて「自国でオリンピック・パラリンピックを開催するメリット・デメリットとは?」と問題提起しました。学生からは、「世界から多くの人が来るので日本の文化を知ってもらえる」「お土産を買ってくれるので経済効果が見込める」といったメリットと、「人が増えるのでごみが増える」「大会用に新しく建設した施設の維持が大変」などのデメリットが聞かれました。これに対し押見氏から、経済など目に見える”有形”の効果と、文化伝達や社会に伝わる”無形”の効果があることや、過去の大会では期待された効果があったのか分析した内容が発表されました。また、最後にスポーツイベントの持続可能性について、「スポーツイベントを継続していくには、社会問題の解決に絡めて考えるなど工夫が必要です。東海大には、体育会の運動部が強いという貴重な資源があり、それを生かして地域の問題改善に取り組む方法を考えてみてください」と学生たちに向けて提案されました。

2017望星ゼミナール1_525.jpg

2017望星ゼミナール2_525.jpg