NPO法人環境カウンセラー全国連合会の「炭谷賞」を受賞しました

東海大学はこのほど、NPO法人環境カウンセラー全国連合会(ECU・佐々木進市理事長)が制定した「炭谷賞」に選出され、7月31日に湘南キャンパスで授与式が行われました。同連合会は、自然と人間が豊かに共生し、持続ある発展を目指す社会の構築を目的に、環境カウンセラー※を中心とした団体を統合して環境保全思想の普及啓発や環境保全活動に取り組んでいます。

「炭谷賞」は昨年、環境カウンセラー登録制度の創設20周年を記念するとともに、ECU初代会長として長年にわたって環境・福祉分野で社会貢献に尽力し、平成28年春の叙勲で瑞宝重光章を受章した炭谷茂氏の功績を記念して制定されたもので、本学が対外機関としては最初の受賞となります。本学では、教養学部人間環境学科自然環境課程において2006年度より10年以上にわたって「環境カウンセラー入門(10年度から「環境カウンセラー講座」に名称変更)」を開講し、次世代の環境リーダー育成のために環境保全活動を実践してきました。また、これらの教育活動を通じて、今年度よりカウンセラー登録をサポートする「環境教育インストラクター」も育成するなど、同制度を認定申請・審査するECUから認められ、本来インストラクターへの申請要件の一つとして実社会における環境委教育の実践経験が2年以上必要であるところを、本学在学中の環境教育の実践経験を申請要件に含めることができる「ECU認定大学」となっています。今回の受賞はこれらの活動を通じて、若い世代に向けた同制度の周知を図ってきたことや人材育成の取り組みが評価されました。

授賞式には本学から山田清志学長や教養学部の戸谷毅学部長、自然環境課程副主任の小栗和也准教授、藤野裕弘教授らが、ECUからは、副理事長・表彰委員長の藤本晴男氏、同常務理事の一条美智子氏、NPO法人かながわ環境カウンセラー協議会副理事長の高橋利夫氏が出席しました。藤本氏から同賞が制定された経緯や本学の受賞理由が紹介され、山田学長が「本学では全国に広がる各キャンパスで自然環境保護や環境保全を通じた人材の育成に取り組んでおり、受賞は今後の教育活動促進に向けた励みになり、大変ありがたく感じています」と語りました。

※環境カウンセラーとは、環境問題に関する専門的知識や豊富な経験を有し、市民や事業者等の環境保全活動に対する助言(カウンセリング)を行う人材として、環境省が実施する審査を経て登録された人のことです

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