体育学部

武道学科

教育研究上の目的及び養成する人材像、3つのポリシー

教育研究上の目的及び養成する人材像

体育学部武道学科の教育研究上の目的は、大学・学部の教育目的に沿って、武道の特性を踏まえ、体育・スポーツ科学の視点から武道を科学的に研究することにあります。そして、武道実践を通して武道の精神と専門的な知識を身につけ、技術を体得し、国際性に富んだ広い視野を培い、自己開発能力に長けたリーダーシップのとれる、社会に積極的に貢献する人材を養成することです。

3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

体育学部武道学科では、以下の能力を備えたと認められる者に学位「学士(体育学)」を授与します。

『知識・理解』

体育・スポーツ科学、武道についての専門的知識を有し、かつ、問題の所在や問題解決の方策を探るために必要な理解力や思考・判断力を有している。

『汎用的技能』

社会の変化に対応しつつ、武道の伝統を尊重し、広く国際的な発展に貢献しうる身体・精神・技能を有している。

『態度・志向性』

武道に関心を持って学び続け、礼法を守り武道の精神を社会に活かしていくことができる。


2カリキュラム・ポリシー

体育学部武道学科が定めるディプロマ・ポリシーに基づき、以下に示す教育課程を編成し、実施します。

『教育課程・学修成果』

武道学科では、「武道」の特性を踏まえて、体育・スポーツ科学の視点から武道を科学的に研究するとともに、武道実践を通して武道の精神と技術を体得し、国際性に富んだ広い視野を培い、自己開発能力とリーダーシップのとれる個性的な人間の育成を教育目標とします。

この目標を達成するために、教育課程においては「体育・スポーツ、武道を科学的に研究できる能力開発」、「事理一致(心技体に一致)の実践」、「競技力の向上」、「国際化に対応しうる柔道・剣道の指導者養成」を基本的教育方針として、以下の教育課程を編成します。

「武道学基幹科目」として、プレゼミナールや武道基礎実習など初年次教育科目を各コースに設置する他、武道科学概論や武道文化論など体育・スポーツ科学と武道に関連する基礎基本を学修する科目を開講します。また「武道実技科目」を第1〜第8セメスターにバランスよく配置し、武道の基本となる技の習得と高い競技力を養成する力を身につけると共に、知識と理解の継続性を重視します。

3年次からは、研究ゼミナールや武道特別実習、海外実習等の「武道関連科目」を置き、社会での実践的教育を通して国際的視点、幅広い知識と実践力を身につけた人間の育成を目指します。

『学修成果の評価方法』

武道学科のディプロマ・ポリシーに示されている「知識・理解」「汎用的技能」「態度・志向性」に関して、ルーブリックによる観点別評価、修得単位数・GPAによる分析評価、授業についてのアンケート等を用いた学生による自己評価により、学修成果の評価を行っています。その集計結果は、FD活動等をとおして教育の質向上のためのPDCAサイクルにつなげています。


3アドミッションポリシー

『求める学生像』

体育学部武道学科の教育目標を理解し、この目標を達成するために自ら学ぶ意欲をもった人材。及び、ディプロマ・ポリシーで求められている能力を、身に付けられると期待できる基礎学力を十分有する人材。

『入学者にもとめる知識・技能・思考力・判断力・表現力・態度』
(1)知識・技能

英語では、高校での英語の科目の履修を通して英語の文章理解力、表現力、コミュニケーション能力を身につけておくことが望ましい。

国語あるいは、数学のいずれかについては、次のことが望まれます。国語では、高校での国語の履修を通して日本語の文章理解力、表現力、コミュニケーション能力を身につけておくことが望ましい。

数学では、高校での数学の履修を通して公式や計算方法を理解した上で、それらを応用できる能力を身に着けておくことが望ましい。

また、武道学科では、学科の専門内容に関する実技能力を身につけておくことが望ましい。

(2)思考力・判断力・表現力

体育・スポーツ科学、武道に関する諸問題について、広い視野から総合的に物事を思考し判断する力、また筋道を立てて自己の考えを表現する力が期待できること。

(3)主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

体育・スポーツや武道の実践を通して多様な価値観を容認し合い、その活動に対して意欲的に取り組んだり、失敗や挫折を乗り越えて目標達成のために努力したりする力が期待できること。