1年次生の土井健太郎選手と康太郎選手が国際大会で銅メダルを獲得しました

双子の車椅子卓球選手として活躍する理学部の土井健太郎選手(数学科1年次生)と土井康太郎選手(情報数理学科1年次生)が、6月12日から14日まで開 催された肢体不自由者卓球の「ルーマニア国際卓球選手権大会」にそろって出場。団体戦で銅メダル、個人戦では康太郎選手が銅メダル、健太郎選手はベスト6 に入りました。国内では「国際クラス別」と「ジャパンオープン」という大きな2つの「肢体不自由者卓球選手権大会」があり、国際クラス別選手権でベスト4 に入ると、国際大会への出場資格を得られます。昨年11月の大会ではシングルで康太郎さんが準優勝、健太郎さんが4位、ダブルスは準優勝して出場資格を手 にしていました。

シングル2試合、ダブルス1試合を戦ったあと、シングル2試合を行う団体戦では、予選リーグを2勝1敗の2位で通過し、決勝トーナメントではウクライナに 0-3で敗れて銅メダルとなりました。個人戦は、康太郎選手、健太郎選手ともに予選リーグを1勝1敗の2位で通過。決勝トーナメントでは、康太郎選手が 準々決勝でスイスの選手に3-2で勝利したものの、準決勝ではインドネシアの選手に0-3で敗れ銅メダル、健太郎選手は準々決勝でアメリカの選手に2-3 で惜敗し、ベスト6となりました。

銅メダル2個を獲得した康太郎選手は、「守りに入らず、攻めて攻めてポイントを稼ぐのが自分たちのスタイル。今大会はプレッシャーもなく、のびのびと戦う ことができました」と振り返ります。一方の健太郎選手は、「初めての国際大会で緊張してしまい、思い通りに戦うことができませんでした。今回の経験を生か してこれからも頑張っていきたい」と話しています。2人は今後、8月3日から開催される肢体不自由者卓球の「タイオープン卓球選手権大会」に出場する予定 で、「将来の目標は2020年の東京パラリンピックの決勝で対戦することです」と声をそろえました。

1年次生の土井健太郎選手と康太郎選手が国際大会で銅メダルを獲得しました
<写真:左が康太郎さん、右が健太郎さん>