情報数理学科の学生が「データ解析コンペティション」の中間報告会に参加しました

理学部情報数理学科の松井泰子教授のゼミに所属する星野衣織さん(4年次生)が11月7日に、神奈川県横浜市にある慶應義塾大学矢上キャンパスで開催された日本オペレーションズ・リサーチ学会経営科学系研究部会連合協議会の「平成27年度データ解析コンペティション」の中間発表会に参加しました。このコンペは参加チームが同協議会から提供された「板橋区役所受付システムログ+申請POSデータ」を解析し、来場者にその結果を報告するものです。データ解析コンペティションは、実データを元に参加者が分析の精度やアイデアなどを競うことを目的に、1994年から開催されています。

同学会の「ビッグデータとマーケティング分析研究部会第1回研究部会」の一部として実施された当日は、企業から6チーム、大学から6チームが参加。星野さんは「板橋区役所の窓口の待ち時間解析(中間発表)」をテーマに、データ解析の結果から窓口職員の人手不足や、処理の早さの問題で区役所の待ち時間が長くなっている現状を指摘し、「職員を増やす、あるいは処理の方法を変えることで問題を解決できます」と発表しました。

星野さんは、「与えられたデータが多く、どのように問題点を発見するかを中間発表まで模索してきました。解析方法など、ほかのチームの方から学ぶ点がたくさんあり、勉強になりました。今回の経験を生かし、来年2月20日に行われるデータ解析コンペディションの最終発表に向けて準備を進めていきます」と話しました。

指導にあたった松井教授は、「星野さんは今回初めて、データ解析コンペティションに参加しました。実データを解析し、研究会で発表するという経験は貴重で、社会に出てから必ず役立つはずです。来年2月の発表に向け、力を尽くしてほしい」と語りました。

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