2020年度の九州キャンパス学位授与式を挙行しました

九州キャンパスでは熊本校舎松前記念総合体育館で3月19日に、2020年度秋学期学位授与式を挙行しました。今年度は大学院生物科学研究科(博士課程)1名、大学院農学研究科(修士課程)5名、経営学部184名、基盤工学部83名、農学部196名の計469名に学位記を授与しました。今回の式典では、十分な新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で、午前に経営学部と基盤工学部、午後に大学院生物科学研究科、同農学研究科、農学部の2部制で実施しました。

式は冒頭で、荒木朋洋九州キャンパス長が開式の辞を述べ、「新型コロナ禍で学生諸君は不自由な生活を強いられましたが、この体験はこれからの人生において決して無駄ではありません。きっと貴重な体験として人生の糧となるでしょう。本学は22年度に全学的な学部学科の改組改編を構想しているほか、23年度に農学部の新しい学び舎として九州キャンパス臨空校舎が完成するなど、大きく発展していきます。卒業生の皆さんにはこれからも本キャンパスを見守っていてほしいと願っています」と呼びかけました。その後、荒木九州キャンパス長が大学院と各学部の総代に学位記を手渡しました。学位記は日本語版に加え、グローバルな時代で活躍する人材となるよう願いを込めて英語版も発行。本キャンパスの469枚を含めたすべての学位記に山田清志学長が直筆で署名しています。また、学業や課外活動で顕著な成績を収めた学生に総長賞などの各賞も授与しました。

式辞では、山田学長が英語でスピーチ。保護者らへの感謝を述べるとともに、コロナ禍の中で学生生活最後の1年を送らざるを得なかった卒業生たちを激励。「皆さんが入学した2017年度の入学式で初めて英語で式辞を述べました。この4年間で皆さんの英語への理解が進んでいると確信しています。コロナ禍の中で大変な船出となりますが、本学での4年間で培った力でたくましく突き進んでください」と語りかけました。続く祝辞は、午前の部は経営学部の木之内均学部長、基盤工学部の藤本邦昭学部長が、午後の部は大学院生物科学研究科の星良和研究科長(農学部教授)と農学部の岡本智伸学部長が登壇。それぞれに卒業生に向けたはなむけの言葉を送りました。また、在学生代表による謝辞には、午前はゴルフ部主将を務めた経営学部経営学科の篠原仕師命さん、午後は九州学生会の会長を務めた農学部応用植物科学科の津田航士郎さんが、4年間のキャンパスライフを振り返りながら将来に向けた決意を述べました。

式典終了時には、会場の出口で荒木九州キャンパス長や各学部長、研究科長らと教職員が見送る中、卒業生たちが退場。各学科に分かれて学位記などを手渡した後は、キャンパス内で山田学長、荒木九州キャンパス長らと記念撮影する様子も見られました。