人間環境学科の岩本教授が立花学園高等学校で出張講義を行いました

人間環境学科の岩本泰教授が10月7日に、神奈川県足柄上郡松田町にある立花学園高等学校で出張講義を行いました。同校が2年生を対象に実施している「探究学習出張講義」の授業の一環で、8つ(教育・環境・福祉・情報・医療・国際・科学・法/経済)の探究分野に分かれ、関東近県の大学から派遣された大学教員が授業を行いました。とりわけ、「環境」の選択希望者は、一番希望者が多く、124人の生徒が参加しました。

今回は「「環境」を探究するとは?」と題して講義を行いました。

本授業では、学校からの依頼により、「環境の分野における課題を発見し、その解決策を考える」ことを目的に実施されました。岩本教授からは、そもそも「環境問題とは?」「「環境問題」を考えることで、大切なことは?」というテーマで、探究の進め方について紹介。そのうえで、学校の希望により「「経済発展と環境」とは?」「「環境問題の危機を乗り切るためにこれからの科学技術に必要なこと」とは?」について、事例紹介を通して話をし、岩本教授が進める「持続可能なライフスタイル」からの探究のポイントを発展的な内容として紹介しました。

岩本教授は、「環境問題は、結果であり、なぜそのような結果として問題が起こったのか、問題の背景・理由・関係性」を問うことこそ、必要です」と話します。今回の授業を受けて、生徒たちは探究学習に取り組み、12月20日に学習成果発表会を迎えます。岩本教授は、この発表会にもコメンテーターとして参加予定で、「この授業を受けて1人1人の生徒がどのようなことを考え、どんな探究学習の成果が発表されるか、楽しみです」と語っていました。