安全・安心を支える
セキュリティとトラスト
研究概要
情報通信や情報システムにセキュリティ技術は必要不可欠です。使うことが難しいもの、理解することが難しいことは、なかなか使ってもらえません。つまり、必要不可欠なものは誰もが容易に使えなくてはなりません。使いやすさと安全性のバランスを見極めた使えるセキュリティ技術を研究しています。
通常業務を妨げないパッシブ認証の研究
本来、本人認証は自らが誰であるかを証明するために、能動的に行う必要があります。しかしながら、医療分野などの多忙な業務中においては、認証に係る動作は被認証者の負担となり、通常業務の遂行に影響を与えています。
そこで、本研究では、被認証者の負担にならない受動的な認証であるパッシブ認証を導入することで、通常業務を妨げることなく、認証精度とセキュリティリスクの両立を目指します。
サイバーセキュリティカリキュラムに関する研究
サイバーセキュリティは学問分野としての歴史が長くないため、学問体系が十分に確立されているとはいえません。JNSAのSecBoKやNISTのNICE Frameworkなどの知識体系が整備されてきていますが、様々な大学でサイバーセキュリティ人材の育成が試みられていますが、実施されているカリキュラムからみて、どのような人材が育成できるのでしょうか。
この研究では、サイバーセキュリティ教育を行っている学科のカリキュラムをSecBoKに照らして、どのようなサイバーセキュリティ人材の育成に寄与しているかを分析するとともに、カリキュラム改定の際に注力すべき部分を明らかにし、効果的なサイバーセキュリティ教育の実現を目指します。
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