「フードバンクひらつか」の活動に協力しました

健康学部健康マネジメント学科では、4月から9月にかけてNPO法人「フードバンクひらつか」の活動に協力する「まちづくりin平塚―持続可能な地域を多角的に考える」と題したプロジェクトを実施。9月26日に湘南キャンパスで開いた本学部のフィールドワーク報告会でその成果を発表しました。本学部では、健康を多目的にとらえるために学生が地域のフィールドを訪れ、問題を発見して解決するにはどうしたらいいかを考察し、実践していく科目「フィールドワークA」を開講しており、5つのプロジェクトに分かれて活動しています。「まちづくりin平塚」もこの一環で、生活困窮者や一人親家族を支援するフードバンク平塚の活動に参加してきました。

学生たちは初めに、ひらつか市民活動センターのスタッフでまちづくりのエキスパートから神奈川県や平塚市の人口や高齢化、生活困窮者の割合、市内のNPO法人などについての講義を受講。6月9日と9月1日には平塚市西部福祉会館で開かれた0円ショップのスタッフを務め、8月と9月の夏季休暇中はフードバンクひらつかの事務所で商品の仕分けを担当したほか、9月9日には平塚市役所で商品を受け入れる「フードドライブ」のスタッフも務めました。0円ショップに参加した山田佳奈さん(1年次生)は、「普段、生活している中では気づかなかったけれど、経済状況などによる健康格差は身近なところにあると感じました。来場した方の中には、申請すれば生活保護などを受けられるのに、周りの目が気になってできないという人もいて、そういった人たちをサポートできるような仕事をしたいと感じました」とコメント。事務所での仕分け作業を担当した山崎まゆさん(同)は、「商品をジャンルごとに分けたり、賞味期限を確認したり、中身を間違わないようにわかりやすく書いたりと、一言に仕分けといっても多くの仕事がありました。活動に参加したことでより興味がわき、自分で調べてフードバンクかながわの活動にも参加しました。授業はここでいったん終わりですが、今後もできることを続けていきたい」と語りました。

学生たちは、10月19日(土)に湘南キャンパスで開かれるグローカルフェスタ(10:00~15:00)と、翌20日の昼休み(12:35~13:25)に14号館1階で食料品(賞味期限2カ月以上)と日用品を受け入れる「フードバンク」を実施します。集まった商品はフードバンクひらつかに寄付し、0円ショップや必要とする家庭に届けられます。ぜひご来場ください。

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