学科教員リレーエッセイ⑲ 樋口 喜昭 教授「『こうめ』で一緒にメディアを作りませんか?〜学生が自分たちの広報を考え直す」

本年度、私が関わった授業では、様々なメディアを使って自分たちが制作したコンテンツをどうやって多くの人に届けるのかを考えてきました。今回は、学生が自主的に行っているいくつかの取り組みをご紹介します。

■こうめ非公式ちゃんねる https://www.youtube.com/@tokaikoumepr
このYouTubeチャンネルは、今学期の学科設置科目の「ゼミナールB(担当:樋口)」の学生有志が運営し、広報メディア学科(こうめ)への入学を考えている方へ向けて、学びの場や様々なメディアプロジェクト(https://youtu.be/60jXS73WxA8)を、動画を使ってコンパクトに紹介しています。

面白いのは、実際に広報メディア学科で学んでいる視点で大学生活や学科の取り組みを伝えているところで、受験を考えている高校生にはとても参考になる動画でしょう。地元のコミュニティFM(FM湘南ナパサ http://www.fmshonan783.co.jp)で放送される番組を作っている「こちらラジオ番組制作部」(https://youtu.be/9G85PK0xTTk)や、スポーツ新聞の編集を行っている「東海スポーツ編集部」(https://youtu.be/Lo6m3aXJm2E)の代表へのインタビュー動画などがアップされ、様々な活動の詳細がわかるコンテンツとなっています。他にも大学での生活や校舎や設備の紹介(https://youtu.be/GvZMfuqveMY)や将来についてまで、今の学生の声が凝縮されており、学科に興味のある受験生だけでなく、今の学生生活に興味のある方なら楽しめる内容になっていると感じました。運営者によれば、「今後、学科の公式になれるように頑張ります」とのことです。

■湘南キャンパス周辺のグルメ情報や学生生活の深い話まで自主的に発信中!
このチャンネル以外にも、東海大学前駅周辺の美味しいお店を紹介するYouTubeチャンネル「学前食堂」(「ゼミナールB」で制作)(https://www.youtube.com/@user-dq3rn9oc6f)は、まだコンテンツが少ないものの、大学近辺のお店を学生目線で紹介。
また、スナックのような構内向けFM番組「スナック☆パナナ」(学科設置:ラジオ番組制作)では、ミニFM局での放送以外に、
YouTubeチャンネル(https://youtu.be/B7GUxEBl4Xs)や、
Podcast(https://podcasts.apple.com/us/podcast/id1655056077)、
Spotify(https://open.spotify.com/show/2UDsdJNjzscg8ijmgUywbs)でもアーカイブ配信を継続しており、
趣味や恋愛、休みの過ごし方などフリートークが楽しめます。

他にもまだまだたくさんのコンテンツがあって紹介しきれないのですが、特徴的なのは、こういったコンテンツそのものの発信に加えて、それぞれインスタグラムやTwitterなどのSNSで制作風景などをアップし、興味を持って聞いてもらう工夫をしているところ、そして、アクセスするハードルを下げようとしているところでしょう。コンテンツが溢れる現在のメディア環境では、どのようなメディアを通して流通させ、受け手の気持ちに引っかかるかが重要ですので、手を動かし、試行錯誤しながら学んでいるようです。

こうめ非公式ちゃんねる「プロジェクト???」