地域連携講座「駅前研究室へようこそ!」で講師を務めました

政治経済学部経営学科の岩谷昌樹教授の研究室に所属する4年次生6名が、5月14日に小田急線・東海大学前駅南口の「TOKAIクロスクエア」で開催した地域連携講座「駅前研究室へようこそ!」の講師を務めました。岩谷教授のゼミでは、学生のプレゼンテーション力を高める取り組みとして「ゼミワングランプリ」を実施しており、毎週メンバーを変えて国内外の企業について調査した結果を発表。学生同士の投票によって順位をつけ、上位入賞者が年2回、本学の教員らがそれぞれの研究などを紹介する「駅前研究室へようこそ!」の講師を務めています。

今回は、ゼミ長の山田優太さんの司会進行で、2017年度秋学期のゼミワングランプリで上位に入った白岩瑞季さん、紺谷瑞季さん、長尾慎さん、松本佳奈さん、森直暉さん、塚田悠太さんが、「Best Global Brands 2017」にランクインしているブランドの中から「Amazon」「ネスレ」「PayPal」「テスラモーターズ」「マクドナルド」「FedEx」について発表。それぞれの特徴や成り立ち、事業内容のほか、「なぜそのブランドが強いのか」などを、市民や学生ら約20名を前に解説しました。

Amazonについて発表した白岩さんは、「顧客満足度を高めるために、便利さ、楽しさ、安さ、速さを重視しています。また、店舗と違い棚数に限りがないので、商品を際限なく置くことができ、品ぞろえが豊富です。その結果、売れ筋と言われるメジャー商品よりもマイナー商品のほうが大きな利益を生んでいます」と解説しました。紺谷さんは、ネスレが日本で年間500億杯消費されているインスタントコーヒーのうち200億杯を占めていることに触れ、「ビジネスパーソンをターゲットにコーヒーマシンを提供する『ネスカフェアンバサダー』や、若い世代向けに日本郵便と共同でチョコレート菓子『キットカット』に手紙をつけて郵送できる『キットメール』を開発するなど、独自路線で支持拡大を図っています」とコメント。また塚田さんはマクドナルドについて、「全国で約3000店舗を展開し、海外では食文化や宗教に考慮したオリジナル商品も提供しています」と語り、異物混入により信頼が失われたことへの改善策として、客の感想や要望を積極的に取り入れたことや、宅配サービスを開始したことを説明しました。

参加者からは、「知らないことが多かったのでとても勉強になりました」「いいプレゼンをすること、詳しく調べることなど、それぞれが目的をさらに明確にして取り組むと、よりよい発表になるのでは」といった感想やアドバイスが聞かれました。指導する岩谷教授は、「それぞれが研究対象を決めてリサーチし、まとめてきた成果を学外の方に対していかにうまく発表できるかが大きな目標なので、発表内容についてもすべて学生に任せています。秋には3年次生が発表しますので、またぜひご参加ください」と呼びかけました。

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