教育研究上の目的・人材像

教育目標

  1. 1.化学の基礎から専門までを学び、研究することを通して自然を理解し、自然との調和を知ると共に自ら問題点を提起できる豊かな創造力と思考力を持つ人材を育成します。
  2. 2.学問や研究の対象が自然科学の範囲にとどまることなく、広い視野と豊かな人間性を備えた教養人を育成します。

教育方針

第一セメスターから第八セメスターまでの4年間は、化学全般に渡って、基礎から専門までの知識をしっかりと学ぶことができるシステムになっています。創造性と思考力を養うことを目的として、討論を主体とした双方向の授業を行ないます。討論を通して、自らの意見をまとめ、相手の意見を聞き、最終的な結論を導けるような総合力を養います。

1.専門科目

a.化学以外の専門科目

専門基礎科目としての『微積分』、『物理学概論』は高セメスターで履修する化学の専門分野、または他学部・他学科の専門分野を学ぶために必要不可欠な科目であり、科学的な知識を身に付けることを目的として開講しています。

学部共通科目として開講されている『科学論A』『科学論B』は、化学と数学または化学と物理学の関連性を理解し、幅広い自然科学の知識を身に付けることを目的としています。

b.化学に関する専門科目

第一セメスターに開講されている『入門ゼミナール』は、大学の授業のやり方や受け方、勉強の仕方など、基本的な大学生活の過ごし方について理解することを目的としています。化学科の複数の教員が担当してゼミ形式で行い、個人個人の大学生活の不安や不明な点を解決し、自分なりの目標を設定できるように指導を行います。

さらに、第一セメスターと第二セメスターでは、高校の化学から大学の化学へスムーズに移行できるように、橋渡し的役割を持つ『基礎化学1』と『基礎化学2』を開講しています。これらの科目は、大学の授業や専門分野に対する不安を回避すると同時に、大学におけるより容易な修学の仕方を身に付けることを目的としています。また第一セメスターに開講されている『化学基礎数学』は、化学で使われる基礎的な数学(計算を中心とした)を理解することを目的に、第二セメスターに開講されている『化学基礎英語』は、化学で使われる基礎的な英語を理解することを目的に授業を行います。第三セメスターまたは第四セメスターから開講されている『分析化学』、『物理化学』、『無機化学』、『有機化学』は、第四セメスター以降で開講されている専門科目の基本を成す科目であり、専門必修科目として開講しています。これら専門科目は、分析、物理、無機、有機化学それぞれの分野をより深く学ぶため、専門性の高い授業を行ないます。第四セメスター以降で開講されている専門科目は、化学をより詳細な専門分野に分け、それぞれの専門に特化した内容の授業を行います。第五セメスターと第六セメスターに開講されている『キャリアアップゼミナール1』と『キャリアアップゼミナール2』は、将来社会人になるために必要なキャリアについて学ぶことを目的としています。化学科の複数の教員が担当して、キャリアアップに必要な知識や方法やスキルについて、個人個人に指導を行います。

c.専門実験科目

専門実験科目は、理論の検証や実証、物の見方や考え方、発見の経験を学ぶために、化学科の重要な科目として、カリキュラムの中心に位置付けられています。実験科目は第一セメスターから第六セメスターまでの各セメスターに必修科目として開講されています。第一セメスターまたは第二セメスターで履修する『化学実験』は原則として一人で実験を行ない、第三セメスターから開講されている専門実験『分析化学実験』、『無機化学実験』、『有機化学実験』、『物理化学実験』は二人または三人一組で実験を行ないます。一人または少人数で実験を行なうことにより、各自の自主性や協調性、物の見方や考え方が充分に身に付いていきます。各実験科目は実験テーマに対する最終結果をきちんと得ることはもちろん、そこに達するまでの実験条件の設定や実験結果の解析などの方法論も学びます。そのために、実験終了後に教員とディスカッションを行ない、実験から多くの知見や知識を得られるように個別にきめ細かな 指導がされます。また、社会人になるための一歩として、得られた実験結果をレポートとして必ず提出することを義務付けています。第七セメスターと第八セメスターに開講されている必修科目の『卒業研究1』と『卒業研究2』は、化学科の教育の集大成として位置付けられており、これまでに学んだ化学に関する全ての知識と知恵を結集して取り組む科目です。講義、演習、実験で学んだ知識や技術、物事に対する観察力や洞察力、創造力や思考力などの総合力を十分に活用する実践的な科目です。最終的に1年間の研究成果をまとめ上げ、発表して評価を受けます。

2.自己形成科目

化学以外のことにも興味があり、色々なことを学んでみたい人は他学部・他学科の科目を履修することができ、自己形成科目として42単位まで卒業単位に認められます。例えば、外国語が更に必要だと思う人は外国語を集中的に学ぶことが可能であり、広い教養を身に付けたいと思う人は全学科の科目からの履修が可能です。また、特定の学科で決められた科目を20単位以上修得すると、副専攻が認定されます。計画的に履修すれば、第三セメスターから第八セメスターにわたって履修が可能であり、自主性と広い教養を身に付けることができます。

3.教職課程科目

教職課程科目は、中学校および高等学校の理科の免許(中一種、高一種)を取得するために開講されています。第一セメスターから第八セメスターの4年間に「教科に関する科目」と「教職に関する科目」を修得することが必要です。「教科に関する科目」の取得単位は卒業単位として認められます。

4.化学科が養成しようとする人材

化学科では、第一セメスターから第八セメスターの4年間で、「知識を応用する力」「問題を解決する力」「社会で協調して生きる力」を備えた人材を養成することを教育目標としています。

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