理学部

物理学科

先輩・卒業生からのメッセージ

理学部物理学科を目指す皆さまに向けて、先輩・卒業生からのメッセージです。彼ら、彼女らの具体的な想いや経験談を聞いて、これからの大学生活を思い描くヒントにしてみてください。

今西 優香
2020年度卒業
今西 優香さん

学びの可能性を広げてくれる大学

物理学科に入ろうと思ったきっかけは素粒子物理学の本でした。その本を手に取った中学2年生の私は、その本の内容を何一つ理解できませんでした。しかしその分からないということがとても面白く、興味が湧き、将来は物理学を学んでこの本に書いてある内容を理解したいと思い、物理を学ぼうと決意しました。実際に大学で素粒子物理学を学び、中学の頃理解できなかった本の内容を理解できるようになりました。現在は物理の道を進む過程で興味をもった宇宙に関する研究をしています。

大学の良いところは、自分がやりたいことをやれることだと私は思います。物理学科に入ったからといって物理だけを学ぶのではなく、他学科の授業を履修することも、教員や学芸員の免許を取得することも可能です。また、部活動やサークルに所属することも可能なので、自分が興味をもったことをとことん追求することができます。また、高校と違い大学では実験のレポートや授業の課題など、自ら学習に取り組む場面が多々あります。そのために自由に使える個室などがあり、教授に質問があれば気軽に相談できるなど自主学習に最適な環境が整っているところが大学の良いところだと思います。

私は高校まで勉強することが苦痛でしたが、物理学科に所属し興味のあることを学ぶことによって、勉強することが楽しいということを知ることができました。皆さんも興味深いと思えるようなことを大学に学びに来てみてはいかがでしょうか。

自分の興味を追究していく

なんとなく理系を選択したけれど、どんな勉強がしたいのか、どのような研究をしたいか迷っている人が多いと思います。また大学ではどう勉強すればよいのか、勉強についていけるかなど悩みも多いと思います。
まず、どのような勉強ができるかについての答えとしては、いろいろな勉強ができるとお答えします。東海大学は総合大学なため、さまざまな授業が行われています。授業を受けていく中で、自分が興味をもったことについて深く追究していくことも、他学科の授業を受けることも資格の勉強をすることもできます。

次にどのような研究ができるかについては、さまざまな分野の最先端の研究ができます。東海大学物理学科では最先端の物理学を研究している先生方、及び充実した研究設備がそろっています。さらに、他大学や外部機関、他学科と連携して実験や研究も行っています。研究内容も多岐にわたり、宇宙やレーザー、原子核、素粒子宇宙論、生物、化学などさまざまです。

最後に勉強についての悩みですが、東海大学では先輩に勉強について教えてもらえるブースがあり、いつでも相談ができます。また友人と一緒に自習や議論ができるスペースがあります。それらを活用することで勉強に対す悩みも解消できると思います。

ぜひ、皆さんもサポートが手厚い東海大学で物理を学んでみませんか。

兵藤 悠太
東海大学大学院理学研究科物理学専攻
1年次
兵藤 悠太さん

2019年度卒業

上田 なみ
ソフトバンク・テクノロジー株式会社
上田 なみさん

2018年度卒業

学びはつながっている

私は中学生の頃に数学が好きになり、文字の羅列や数式に面白さを感じるようになりました。今でも数学は大好きで、当時は数学の道に進むことを考えていました。しかし、高校で物理と出合い、私がやりたかったことはこれだ! と思い、高校に入学してすぐに物理学科への進学を決めました。大学での学びはより専門的で知識が増えるだけでなく、現象を理論的に考える力が身につきます。また、実感できるほど思考速度が上がり、順序立てて物事を考えられるようになりました。東海大学では主専攻のほかに副専攻を履修することができます。私は、高校生の頃からコンピュータを扱うことが苦手だったので、最低限の知識を身につけたいと思い情報処理を学びました。さまざまな学科の授業が開講されているため、興味をもったことを大学の授業としてより深く学ぶことができます。物理学科で身につけた力がほかの分野でも役に立ち、また逆のこともあります。皆さんも東海大学でさまざまな学びを経験してみませんか。