理学部情報数理学科を目指す皆さまに向けて、先輩・卒業生からのメッセージです。彼ら、彼女らの具体的な想いや経験談を聞いて、これからの大学生活を思い描くヒントにしてみてください。
2020年度卒業
中尾 鮎美さん
教師になる夢をかなえられる場所
私は大学に出願する際に、将来数学の教師になりたいと考えていたので数学の教員免許を取得できる大学を探していました。その中で、東海大学の情報数理学科に出合いました。情報数理学科では数学だけでなく情報の教員免許も取得できると聞いて、二つの教科の教員免許を同時に取得できる学科は珍しいなと思い、入学を決めました。
大学のカリキュラムに加えて教職のカリキュラムも受けようと思うと、夜遅くまで講義を受けなければいけないと思う方も多いと思います。私も実際にそう思っていました。しかし、東海大学では教職の科目が昼前後に置かれていることが多いので負担が比較的少なく、サークルとアルバイトをやりながら教職と両立している友人も多くいます。
また、情報数理学科の先生方は教員採用試験に向けた補講を定期的に開いて学生が理解できるようになるまで全力でサポートしてくださいます。皆さんも情報数理学科で教師になるという夢をかなえませんか。
バスケットボールと数学、文武両道が可能
私は小学生の頃からバスケットボールを続けてきて高校まで日本一という目標を達成できずにいました。大学でもずっと目標であった日本一を目指したいと思いましたが4年間バスケットボールのみというのも、もったいないと思い、バスケットボールで日本一を目指せて数学の勉強ができる大学を探していました。東海大学の情報数理学科では数学の勉強以外にも情報の勉強もできると聞き、情報の勉強をすれば将来的に役立つと思い東海大学への進学を決めました。
情報数理学科での授業では数学の勉強はもちろん、プログラミングなどの情報の勉強も深く学ぶことができます。部活の大会で授業を休むことになっても友達が休んでいた分の授業内容を教えてくれるほか、学科の先生方がクラブ活動のことや、勉強のことを気にかけてくれ、分からない部分があれば教えてくれるので「部活があるから勉強ができない」「勉強があるから部活ができない」ということにはなりませんでした。確かに勉強をしながら部活をするというのは大変な部分もありますが、将来のことを考えると今のこの大学生の時間が大事だと思います。文武両道を実現させながら将来のことを考え、この情報数理学科で充実した大学生活を送りませんか。
2020年度卒業
長尾 光輝さん
東海大学大学院理学研究科数理科学専攻
2年次
大門 巧さん
2019年度卒業
学科でコンピュータを学び、才能を開花
私は教員を目指しており、数学と情報の免許を両方取得できるという点に魅力を感じ、情報数理学科に進学しました。情報数理学科には、数学と情報をバランス良く学ぶことができるという特徴があります。情報の専門的な知識を有し、なおかつ数学も教えることができる高校教員はとても重宝される存在です。
入学当初はコンピュータの初心者であり、プログラミングやコンピュータ系の授業について行くことができるか不安でした。また、離散数学という新しい数学の分野に触れることになり、未知の世界に足を踏み入れたような感覚でした。分からないことは理解するまで、徹底的に先生方や友人と議論するよう心掛けました。特に、大学の数学を学ぶには、高校の数学の基礎を固めておくことが重要です。情報数理学科の先生方は積極的に学びたいという熱意をもつ学生に対して、真摯に向き合ってくださいます。
3年次の頃には、ACM-ICPC国際大学対抗プログラミングコンテストに出場し、全国の大学生とプログラミングの技術を競い合いました。4年次の頃にはU-22プログラミングコンテストに出場し、経済産業大臣賞<テクノロジー>を受賞することができました。情報数理学科には、コンピュータの初心者でも、才能を開花させることができる環境が整っています。また、自分の研究していることを、学会発表やコンテストなどを通して世の中に発信するなど、有意義な経験をすることができます。勉強や研究に没頭するだけでなく、アルバイトやサークル活動など、自分の時間をつくることもできます。情報数理学科でともに学び、将来の目標に向かい歩み出してみませんか。