教育研究上の目的・人材像

数学と情報を学び、「数理的センス」と「ITスキル」を身に付ける

現代は、コンピュータの発達とインターネットの普及が原動力となり、情報化が急速に進んだ高度情報化社会と言われています。携帯電話やスマートフォンといった身近な通信機器は生活に欠かせませんし、インターネットを通して、日々のニュースやスポーツ・天気予報などの情報を得ています。あるいは、娯楽として音楽やコンピューターゲームを楽しむこともあるでしょう。

このような高度情報化社会にあって、情報数理学科の理念・目的そして目標は、数学と情報処理の知識に基づく「数理的センス」と「ITスキル」を身に付け、様々な側面から高度情報化社会に貢献できる実践的な人材を育成することです。

そのため情報数理学科では、数学と情報を学ぶことを2本柱としています。数学では代数学、解析学、幾何学、確率論・統計学、数理論理学、離散数学など現代数学の幅広い分野を学び、情報への応用も重視します。また情報ではコンピュータシステム、ネットワーク、プログラミングなど高度情報化社会に必要とされる様々な対象を扱います。

高度情報化社会に貢献できる実践的な人材となるためには、具体的には

  1. 1.数学を学び、物事を数理的にとらえることのできる能力
  2. 2.コンピュータやプログラミングに関する知識を習得し、コンピュータを自由に扱える能力
  3. 3.現実世界の様々な現象に対して、情報を収集し、解析する能力
  4. 4.幅広い視野を持ち、自分の成果をプレゼンテーションできる能力
  5. 5.人と共同して物事を行うコミュニケーション能力

等を身に付けることが必要となります。このような能力、すなわち「数理的センス」と「ITスキル」の能力に秀でた学生を育てることがこの学科のねらいです。

情報数理学科では、代数・幾何・解析等の伝統的な数学はもちろん、コンピュータの進歩と共に発展してきた、離散数学・数理論理学などの新しい数学と情報の理論を、「ITスキル」を身に付けながら学びます。情報数理学科のカリキュラムでは、これらの分野を情報系、離散・論理系、幾何・代数系、解析・確率統計系の4系統に分け、それぞれの系統について専門基礎科目と専門科目を用意しています。

まず、これまで学んできた数学や大学で学ぶ数学および大学で新たに学ぶコンピュータのプログラミングの基礎学力を向上させるための科目として「フレッシャーズ・セミナーA、B」があります。次に、専門基礎科目(標準的には5セメスターまでに履修する科目)として、それぞれの分野の入門、序論が用意されています。全て選択科目ですが、これらの基礎知識は分野に関係なく専門科目で使われるので、できる限り全て履修するのがよいでしょう。これらの科目は第1セメスターから第5セメスターの間に履修するようにしてください。

専門科目(標準的には第5セメスター以降履修する科目)は、4系統それぞれごとに、専門基礎科目で学んだことの応用、最近のトピックスや将来の課題など、本格的な学問を学ぶレベルの高い発展科目です。「数理科学演習A、B」はそれぞれの分野から特徴的な課題が出され、第1セメスターから第4セメスターまでに学んだ数理科学的内容がどのように融合され、利用されているかを様々な側面から学びます。情報系の専門科目は基本情報技術者試験の午前問題をほとんどカバーしているので、IT産業での活躍を目指す学生はこれらを学ぶことによりITに関する実力が付くと同時に基本情報技術者試験に合格しやすくなります。教員志望の学生のためには、数学の力を強化する「情報数理演習A、B」があるので、これらの科目を履修するとよいでしょう。

3年次生の後期から学ぶ「ゼミナール1、2、3」は特に興味のある分野についてその分野を専門とする教員のもとで少人数で集中的に研究を行い、成果をレポートにまとめ提出するものです。

更に専門的な知識を学びたい学生については大学院に進学して研究することを奨励しています。

情報数理学科が養成しようとする人材

情報数理学科では、代数学、解析学、幾何学、確率論・統計学、数理論理学、離散数学など現代数学の幅広い分野を学び、情報への応用も重視します。また、コンピュータシステム、ネットワーク、プログラミングなど高度情報化社会に必要とされる様々な対象も扱います。

このような教育を通して、数学と情報処理の知識に基づく「数理的センス」と「ITスキル」を身に付けた人物を養成します。

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