「ハンコミュニケーション展」を開催しました

教養学部芸術学科デザイン学課程では、9月12日から16日まで小田急線東海大学前駅南口のサテライトオフィス地域交流センターで「ハンコミュニケーション展」を開催しました。春学期に本課程が開講した授業「エンターテイメントデザイン実習」で取り組んできた成果を、地域住民の皆さんらにお披露目しようと、本学が文部科学省「地(知)の拠点整備事業」の採択を受けて取り組んでいるTo-Collaboプログラムの一環として実施しました。近年、無料通信アプリ「LINE」のスタンプ機能が一般的になっていることから、学生たちは 『元気・やる気・本気・その気にさせる』のテーマに沿って、“こんなコミュニケーションができたらいいな”と思う内容を各自で設定した上で、スタンプのデザインとパッケージ、ディスプレイPOPを制作しました。

授業を履修している2年次生から4年次生による31作品は多種多様で、関野亜紗美さん(4年次生)はテーマを「働く大人の応援スタンプ」と設定。来年度から社会人になることを意識し、「星の形をした“お世話になっております”、ハートの形をした“感謝”など、社会人になっても使える言葉のハンコを作りました」と話します。また、「お誘い×スタンプ OSUTA(オスタ)」を作成した岡田菫さん(同)は、「直接誘うことが苦手な人のためのスタンプです。最初は人を励ますようなテーマを考えていたのですが、周りの人から“こんなスタンプがあったら”という意見を聞き、このテーマに決めました」と、利用者の気持ちを考えて企画した経緯を振り返りました。

指導に当たった池村明生教授は、「エンターテイメントデザインは職能的デザインとは異なり自分の個性を出しやすいので、学生それぞれの得意分野やキャラクターがよく出ていました。モノを提案する、企画を形にするということは苦労するけれど、今後の人生にも生かせる経験なので、実習を通してそこに気づいてくれたらと思います」と話し、学生たちの成長に期待を込めていました。

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