芸術学科音楽学課程で「作曲と即興演奏~音楽を通じてコミュニケーションをするために~」を開催しました

教養学部芸術学科音楽学課程では、6月14日に湘南キャンパス10号館のスタジオ・ソナーレで「作曲と即興演奏~音楽を通じてコミュニケーションをするために~」を開催しました。さまざまなテーマで音楽の魅力を伝える本課程の公開講座「MusicNowシリーズ」の一環で、本学高輪教養教育センターの田丸智也准教授、作曲家でピアニストのアメリカ・ネブラスカ大学リンカーン校芸術学部音楽学校助教授のトム・ラーソン氏、東京ブラスアートオーケストラ芸術監督の渡邉晋氏が講師となり、本課程の学生や一般市民ら約20名が参加しました。

初めに3名の講師が自己紹介を兼ねて、それぞれが作曲した短い曲を即興で演奏しました。続いて渡邉氏が、「音楽にはリズムやメロディー、ハーモニーといった要素がありますが、コンポーザー(作曲家)はさらに曲想や音の前後関係、強弱を考えて曲を構成します。例えば、歴史的に有名なベートーヴェンと、即興演奏が特徴的なジャズの演奏家は遠いように思われますが、どちらもコンダクターとしては同じです」と解説。その後、創作のためのさまざまなコード(和音)とスケール(音階)の解説がなされ、参加者が実際にブルースを作曲し、ラーソン氏がピアノで演奏する一幕もありました。一人ひとりにアドバイスも送られ、講義の最後には活発に質問する様子も見られました。本課程1年次生の戸川竣介さんは、「即興演奏をテーマにした内容の講義は珍しく、さまざまなことを学び取ることができてとても充実した気持ちです。実際に作曲してみると想像以上に難しく、ミスや課題も出てきました。また機会があればぜひ受講したい」と感想を述べました。

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