一般サークル「little tree」が情報理工学部と理学部から感謝状が贈られました

情報理工学部と理学部の学生による一般サークル「little tree」に4月26日、両学部から感謝状を贈りました。同サークルでは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により講義やガイダンスがオンライン化する中、情報が十分に得られない学生を支援するためSNS上で寄せられる質問に回答。主に新入生に向けて情報を発信し、コロナ禍の大学生活をサポートしてきました。

同サークルに所属する情報理工学部3年次生の井柳匠人さんと河上奈月さん、理学部2年次生の芝合優希斗さんは昨年度、それぞれ個人のアカウントや別に所属するサークルの新入生向けアカウントで相談に対応していましたが、昨年末に井柳さんが声をかけてサークルを結成。現在は約150名が参加するLINEのオープンチャットや、サークル・個人のTwitterアカウントで活動しています。

湘南キャンパス12号館の情報理工学部長室で行った表彰式では、情報理工学部の黒田輝学部長が表彰状を授与し、「SNS上で全学的に対応してくれた活動に対し、学部から表彰したいと考えこの場を設けました。情報を十分に得られない学生が多い中、こうした活動に取り組んでもらえたことはとても誇らしい」とコメント。理学部の利根川昭学部長も、「皆さんは困っている学生一人ひとりのために、我々教員が対応しきれない分までサポートしてくれました。今後も活動を継続してほしい」と語りかけました。代表を務める井柳さんは、「遠隔授業が多かったり、少ない対面授業やガイダンスの機会では友人をつくれなかったりと、周りに相談できる人がいない学生をサポートできればと思い始めました。感謝状をいただけるとは思わなかったので、評価されたことをとてもうれしく思います。今はコロナ禍の大学生活に関する相談がメーンですが、コロナ禍でなくても履修相談やサークルのことなどを誰かに相談したい学生は多いはず。今後は相談の幅を広げ、対面での相談会も開催していきたい」と展望を語っています。