文学部

文明学科

教育研究上の目的及び養成する人材像、3つのポリシー

教育研究上の目的及び養成する人材像

文学部文明学科の教育研究上の目的は、大学・学部の教育目的に沿って、文明論・比較文明的な視野を養いつつ、古来人類の知的営為が生み出してきた東西の優れた哲学や思想についての基礎的な素養を身につけることにより、悠久の時間軸の中で人間の生き方や社会のあり方を根本的に捉え、現代の社会が抱える地球規模の多様な問題の一端を自分にとっての切実なものとして受け止めることにより、感性豊かな適切な言葉でそれを的確に他者に伝えることのできる市民としての人材を養成することです。

ディプロマ・ポリシー

文学部文明学科では、以下の能力を備えたと認められる者に学位「学士(文学)」を授与します。

知識・理解

人類の叡智と歴史認識とを学び、人文学の各専門分野において自らの問題意識に則して現代社会の諸問題を的確に理解する基礎能力。

技能

主体的に設定した専門分野の課題を論理的に分析・考察し、自らの見解を様々な表現形式を通じて積極的に発信してゆく能力。

態度・志向性

激しく変動する現代社会の課題と主体的に向き合い、市民の一員として新たな社会の構築に貢献しようとする姿勢。


2カリキュラム・ポリシー

文学部文明学科が定めるディプロマ・ポリシーに基づき、以下に示す教育課程を編成し、実施します。

教育課程・学修方法・学修成果

文明学科では三つの主専攻科目群が置かれている。
一つ目の科目群では、東西の哲学・思想についての基礎的な素養の体得が目指される。哲学・思想の学習では、何が語られているのかを読み取ることが大事であるが、なぜこの言葉(概念)で表現されなければならないのかを突き止めることが一層重要である。授業では、まず初年次教育科目である「文明学基礎演習」で哲学・思想に触れる手がかりを伝え、それをじっくりと様々な角度から読み取る手がかりを伝える主専攻科目として、教養科目としての「日本思想と文明」「ヨーロッパ思想と文明」、「日本思想」「ヨーロッパ思想」、専門科目としての「日本思想の諸相」「ヨーロッパ思想の諸相」、「日本思想の展開」「ヨーロッパ思想の展開」といった科目を多く段階的に配置している。
二つ目の科目群では、巨大化し複雑に発展してきた現代文明に向き合う力の養成が目指される。そのために、哲学や思想と同様に、初年次教育科目「文明学基礎演習」でこれらの諸問題に触れる手がかりを伝え、主専攻科目においては、科学・宗教・都市・環境・ジェンダーといった様々な視点から情報を提供しつつ、自ら考える手がかりを伝える科目として、「社会と文明」、「現代社会論」などの教養科目、「現代社会論の諸相」、「現代社会論の展開」といった専門科目を多く段階的に配置している。
三つ目の科目群では、文明論・比較文明論的な視野を養うために、初年次教育科目「文明学基礎演習」でこれらの視野に触れる手がかりを伝えたのちの主専攻科目として、「文明論」や「地域と文明」などの教養科目、「文明論の諸相」や「文明論の展開」といった専門科目を多く段階的に配置している。
そして、東西の哲学思想を学習しながら、現代文明の地球規模の問題を身近な生活の中で考え、文明論・比較文明論的な視野を養ったその成果として、「文明学セミナー1・2」および「卒業論文1・2」において研究発表を行う。多様な研究テーマを持ち寄って学生たちが自主的に発表し、質疑応答し、議論することで、多様性の中で互いを尊重しながら意見を交換する姿勢を学び、こうした研究発表をつうじて、市民の一員として必要な、社会に向けて表現し社会を変革する力を養う。

学修成果の評価方法

授業科目ごとの学修成果の評価については、科目ごとにあらかじめ学修成果目標と成績評価基準を策定・明示し、それに沿って担当教員が公正かつ厳格な成績評価を行います。
また、学位プログラム単位での学修成果の評価については、文明学科のディプロマ・ポリシーに示されている「知識・理解」「技能」「態度・志向性」に関して、ルーブリックによる観点別評価、修得単位数・GPAによる分析評価、授業についてのアンケート等を用いた学生による自己評価により、学修成果の評価を行っています。その集計結果は、FD活動等をとおして教育の質向上のためのPDCAサイクルにつなげています。


3アドミッションポリシー

求める学生像

文学部文明学科の教育目標を理解し、この目標を達成するために自ら学ぶ意欲をもった人材。及び、ディプロマ・ポリシーで求められている能力を、身に付けられると期待できる基礎学力を十分有する人材。

入学者にもとめる知識・技能・思考力・判断力・表現力・態度
(1) 知識・技能

英語では、高校での英語の科目の履修を通して英語の文章理解力、表現力、コミュニケーション能力を身につけておくことが望ましい。
国語では、高校での国語の履修を通して日本語の文章理解力、表現力、コミュニケーション能力を身につけておくことが望ましい。
社会では、高校での社会の科目の中から数科目を選択し、個々の項目の内容を理解していることが望ましい。
数学及び理科は、文系の学問を学ぶ上で必要な自然科学的な知識を幅広く理解していることが望ましい。
(2)思考力・判断力・表現力
人類の歴史と文化の多様性を踏まえつつ、自らの問題意識に即して現代社会の諸問題を的確に捉え、論理的に分析・考察し、様々な表現形式を通じて積極的に発信していく能力をもつことが望ましい。
(3)主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
現代社会の変動を見極めながら、独自の観点を持ち、また現代社会に存する多様な価値観を尊重しながら積極的にコミュニケーションをはかり、主体的に社会と関わっていく態度をしめすことが望ましい。
文学部文明学科の教育目標を理解し、この目標を達成するために自ら学ぶ意欲をもった人材。及び、ディプロマ・ポリシーで求められている能力を、身に付けられると期待できる基礎学力を十分有する人材。