教育研究上の目的及び養成する人材像
文学部英語文化コミュニケーション学科の教育研究上の目的は、大学・学部の教育目的に沿って、英語による実践的コミュニケーション能力と、それを支える教養や専門研究の力を兼ねた人材を養成することです。
3つのポリシー
1ディプロマ・ポリシー
文学部英語文化コミュニケーション学科では、以下の能力を備えたと認められる者に学位「学士(文学)」を授与します。
知識・理解
英米文化を含め、世界に存在する様々な文化についての知識と教養を身につけ、グローバル化の進む社会にて円滑なコミュニケーションを行うことができる基礎力。
汎用的技能
論理的に物事を考えて分析し、自らの見解を効果的に発表できる表現力。
態度・志向性
知的好奇心を持ち、多様な価値観や文化を理解・尊重し、コミュニケーションを通じて他者との良好な関係性を構築・維持しながら協働、共存していこうとする態度。
2カリキュラム・ポリシー
文学部英語文化コミュニケーション学科が定めるディプロマ・ポリシーに基づき、以下に示す教育課程を編成し、実施します。
教育課程・学修成果
本学科のカリキュラム・ポリシーは、英語による実践的コミュニケーション能力と、それを支える教養・専門知識・研究能力を兼ねた人材の育成です。これを実現するために、英語の「スキル系科目」の基礎領域と、「コミュニケーション学」、「言語学」、「英米文学」、「英語教育学」の専門領域とに分けてカリキュラムを組んでいます。
1年次では大学としての初年次科目である「入門ゼミナールA」「入門ゼミナールB」を通して大学で学ぶ上での基礎と学科における学修での基礎を学びながら、2年次にかけて英語能力の向上と専門領域の入門に取り組みます。さまざまな科目を履修する中で各自が自分の専門領域を絞っていきます。3年次(5・6セメスター)にはより専門的な「演習ゼミナール1・2」を履修して専門領域について少人数で研究を進め、4年次(7・8セメスター)に「卒業論文1・2」を履修し、自分で選んだテーマに関する卒業研究にもとづいて卒業論文を作成することを目指します。
学修成果の評価方法
英語文化コミュニケーション学科のディプロマ・ポリシーに示されている「知識・理解」「汎用的技能」「態度・志向性」に関して、ルーブリックによる観点別評価、修得単位数・GPAによる分析評価、授業についてのアンケート等を用いた学生による自己評価により、学修成果の評価を行っています。その集計結果は、FD活動等をとおして教育の質向上のためのPDCAサイクルにつなげています。
3アドミッションポリシー
求める学生像
文学部英語文化コミュニケーション学科の教育目標を理解し、この目標を達成するために自ら学ぶ意欲をもった人材。及び、ディプロマ・ポリシーで求められている能力を、身に付けられると期待できる基礎学力を十分有する人材。
入学者にもとめる知識・技能・思考力・判断力・表現力・態度
(1) 知識・技能
英語では、高校での英語の科目の履修を通して英語力の文章理解力、表現力、コミュニケーション力を身につけておくことが望ましい。
国語では、高校での国語の履修を通して日本語の文章理解力、表現力、コミュニケーション力を身につけておくことが望ましい。
社会では、高校での社会(世界史、日本史、地理、政治・経済、倫理、現代社会)の科目の中から数科目を選択し、個々の項目の内容を理解していることが望ましい。
数学及び理科については、文系の学問を学ぶ上で必要な自然科学的な知識を幅広く理解していることが望ましい。
(2)思考力・判断力・表現力
世界に存在する多様な文化や価値観を自ら主体的に学び、また自分の考えや判断を自らの言葉で表現し、筋道を立てて他者に伝わるように構成し、わかりやすく発信するための工夫や努力を主体的に行えることが望ましい。
(3)主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
英語文化を含め、世界に存在する多様な文化や価値観の違いを尊重する開かれた態度を持ち、友好的な人間関係を構築できること、物事に対して主体的に取り組む態度、及び失敗や挫折を乗り越えて目標を実現しようとする忍耐力をもつことが望ましい。