情報通信学部

経営システム工学科

教育研究上の目的及び養成する人材像、3つのポリシー

教育研究上の目的及び養成する人材像

情報通信学部経営システム工学科の教育研究上の目的は、大学・学部の教育目的に沿って、ヒト、モノ、カネ、情報などの多様な要素から構成された複雑な組織体である経営システムにおいて発生する諸問題を的確に発見し、個々の要因ごとの部分最適化ではなく全体最適化を図るような総合的な視点と工学的アプローチに基づくマネジメント技術によって、これら諸問題を効果的に解決できる問題追求型の人材を養成することです。

3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

情報通信学部経営システム工学科では、以下の能力を備えたと認められる者に学位「学士(工学)」を授与します。

知識・理解

経営システム工学の適用領域における様々な業務知識ならびに業務遂行にあたって発生する種々の問題を解決するための多様な理論と技術に関する知識を有している。

汎用的技能

経営システム工学の幅広い知識と多様な理論・技術を活用し、経営上の諸問題を適切に発見し、それらの問題を効果的に分析し解決する能力を有している。

態度・志向性

経営システム工学の知識と理論・技術ならびに経営システム工学の意義・重要性を理解したうえで、現代社会における種々のマネジメントに参画して社会と経済の発展に貢献することを志し、実践することができる。


2カリキュラム・ポリシー

情報通信学部経営システム工学科が定めるディプロマ・ポリシーに基づき、以下に示す教育課程を編成し、実施します。

教育課程・学修成果

経営システム工学の適用領域における様々な業務知識ならびに業務遂行にあたって発生する種々の問題を解決するための多様な理論と技術に関する知識を修得するために、第1セメスターに「コンピュータシステム1」、第2セメスターに「プログラミング1」、「数理統計学」、「経営学」、第3セメスターに「生産管理」、「マーケティング1」、「人間工学」、第4セメスターに「ヒューマンインタフェース」、「ロジスティクス」、「経済性工学」、「データ構造とアルゴリズム」、第5セメスターに「福祉工学」、「品質管理」、「環境マネジメント」、「オペレーションズリサーチ」、「金融工学」などの科目を配置します。

経営システム工学の幅広い知識と多様な理論・技術を活用し、経営上の諸問題を適切に発見し、それらの問題を効果的に分析し解決する能力を育成するために、第2セメスターに「システム工学」、第3セメスターに「インダストリアルエンジニアリング」、「コストマネジメント」、「多変量解析」、「ソフトウェア開発工学」、第4セメスターに「問題解決手法」、「人的資源管理」、「マーケティング2」、「経営システム工学演習」、第5セメスターに「経営システム工学実験」、第6セメスターに「システムシミュレーション」、「ユーザビリティ設計論」、「マネジメント戦略」、「プロジェクトマネジメント」などの科目を配置します。

経営システム工学の知識と理論・技術ならびに経営システム工学の意義・重要性を理解したうえで現代社会における種々のマネジメントに参画して社会と経済の発展に貢献することを志して実践することができるようになるために、第1セメスターに「経営システム工学通論」、「入門ゼミナール」、第6セメスターに「経営システム工学ゼミナール」、第7セメスターに「卒業研究1」、第8セメスターに「卒業研究2」などの科目を配置します。

カリキュラム全体としては、専門科目群を「情報技術系」、「数理技術系」、「管理技術系」、「人間要素技術系」の4つの学修系に分けて配置し、幅広い知識と多様な理論・技術をバランスよく修得させます。さらに、第6セメスター開講の「経営システム工学ゼミナール」と第7・8セメスター開講の「卒業研究1・2」を含む「総合科目」では、基礎と4つの学修系で得た知識および理論・技術を総合的に活用して現実のより複雑な問題を発見し解決する実践力を修得させます。また、第6セメスターには英語の発展科目である「グローバルビジネス英語」を配置し、グローバルに活躍するために重要な英語コミュニケーション力を向上させます。

学修成果の評価方法

経営システム工学科のディプロマ・ポリシーに示されている「知識・理解」「汎用的技能」「態度・志向性」に関して、修得単位数・GPAによる分析評価、授業についてのアンケート等を用いた学生による自己評価により、学修成果の評価を行っています。その集計結果は、FD活動等をとおして教育の質向上のためのPDCAサイクルにつなげています。


3アドミッションポリシー

求める学生像

情報通信学部経営システム工学科の教育目標を理解し、この目標を達成するために自ら学ぶ意欲をもった人材。及び、ディプロマ・ポリシーで求められている能力を、身に付けられると期待できる基礎学力を十分有する人材。

入学者にもとめる知識・技能・思考力・判断力・表現力・態度
(1) 知識・技能

英語では、高校での英語の科目の履修を通して基礎的な英語の文章理解力、文章表現力、会話能力を身につけておくことが望ましい。

数学では、高校での数学の科目の履修を通して公式や計算方法を理解した上で、それらを利用できる能力を身につけておくことが望ましい。

理科では、高校での理科(物理、化学、生物)の科目の中から選択した科目について、その各項目の内容を理解していることが望ましい。

(2)思考力・判断力・表現力

経営システム工学の幅広い知識と多様な理論・技術を活用することにより、経営上の諸問題を適切に発見し、それらの問題を効果的に分析し解決できること、および、その成果の発信ができることが期待できること。

(3)主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

多様な価値観や立場・役割を理解し、現代社会における種々のマネジメントに参画して社会と経済の発展に貢献することを志し、その実践に際し主体的にかつ他のメンバーと協働して取り組むことが期待できること。