「建築都市学部版 ものづくり学生サミット2023in湘南」の最終報告会を開催しました

建築都市学部では12月16日に湘南キャンパスで、課題解決型研究コンペティション「建築都市学部版 ものづくり学生サミット2023in湘南」の最終報告会を実施しました。このコンペは、企業から出題される実務や将来に向けた課題などに対して、学生の自由な発想や柔軟な思考、日々の学習成果を生かして、実践的で実効性のある解決策を提案するものです。14年度から工学部の活動として始まり、コロナ禍での中止を経て昨年度に本学部が新設されたことを受けて再開しました。

学生たちは、7月に行った説明会で参加企業の担当者から、「アルミのおもしろ・お役立ちグッズ」(サンアルミ建材)、「自分の住みたい家~子供が育つ家・子育てしやすい家~」(東栄住宅)、「地域を繋ぐコミュニティ屋台~活気あるまち、楽しいまちづくり~」(ユーミーらいふ)、「団地の空き施設を活用した地域活性化」(UR都市機構)の4テーマについて説明を受けました。その後はアドバイザー教員のサポートのもとグループごとに企画案を練り、月に1回程度、企業の担当者とも意見交換しながらアイデアをまとめてきました。最終報告会では、初めに建築学科の渡部憲学科長が参加企業への謝辞を述べると共に、学生たちに向けて、「授業や課題もある中で一生懸命取り組み、よくここまでたどり着きました。今まで考えてきた思いのたけを、企業の皆さんにしっかりアピールしてください」と呼びかけました。学生たちはグループごとに資料を提示して4分間で企画内容を発表し、教室内にポスターを掲示して企業担当者や教員からの質問にも答えました。

閉会式では企業の担当者が、「チームを組んで時間を共有し、個の力を結集して最大限に発揮したのが今日だと思います。この経験を大切にして、さらなる活躍を祈念します」「社会の課題を踏まえ、住まいづくりを考える楽しさを皆さんと共有したいとテーマを設定しました。自ら進んで参加し、最後までやり遂げたことが一番の成果です」と講評しました。最後に土木工学科の梶田佳孝教授があいさつし、「本学部開設から2年目を迎え、今年度もこういった機会を設けられたのは企業の皆さんのご協力があってのことと感謝しています。昨年度に続いて参加した学生もいましたが、年々スキルが上がっているのではないでしょうか。この経験を糧に、さらにステップアップしてください」と語りました。今後は各企業で審査結果をまとめ、来年1月27日(土)の表彰式で各賞を発表する予定です。