芸術学科 美術学課程

教養学部

募集停止 Closing
  • 湘南キャンパス

芸術学科として募集をしています。本課程は2022年度をもちまして募集停止となりました。


2022年、芸術学科は音楽と美術とデザインの領域を融合させた
​新しい学科として生まれ変わりました。


「絵画制作研究」「立体制作研究」「美術史研究」「素材・技法研究」「教員・アートプロデュース・学芸員」などの履修モデルを設けています。多彩な制作活動と研究を通して、豊かな造形の表現力と美術について考える力が身につきます。広い視野で社会活動に取り組める人材を育成します。

芸術学科 美術学課程ニュース

芸術学科 美術学課程の特色

芸術学科 美術学課程の特色

絵画制作

ものを見て描くことを通して造形の方法を学び、それを基礎にして<創ること>へと発展させます。充実した絵画空間の構築のためには、表現的側面と技術的側面との両面から考えることが大切です。その両面が支え合うことによってこそ、各人の絵画観を豊かに実現することができます。絵を描くということは、一人ひとりの自己を創り上げることであり、描くことの意味を問い続けることで、人間の新たな世界を切り開く行為でもあります。描くことを通して、制作者としての<目>と<手>と<心>を鍛え上げ研ぎ出すことで、今を生きる自分自身の真実を「絵画」として実現できる力を育みます。


立体制作

ものを空間に存在させることとはどういうことか。従来の彫刻作品を制作するための木や粘土などの素材に触れることからはじめ、彫刻における量や流れ、空間とのかかわりを考えます。デッサンの授業で培う、ものの見方や捉え方が基礎となっています。塑造、木彫、テラコッタやオブジェ(金属)といった技法を段階的、横断的に学ぶことができます。また総合大学としては珍しい大規模な芸術工房を有しており、自由な制作が可能です。3年次ではゼミを選択して、自身の制作におけるテーマや素材をどのように決定して制作をすすめるのかを、演習とディスカッションを並行させながら考えます。特に立体制作をする上で、共同スペースであるアトリエの環境づくりは、みんなで確立していくとても大切な要素です。4年次にはこれまで培った構成力や造形力をもとに、卒業研究を制作します。

芸術学科 美術学課程の特色

芸術学科 美術学課程の特色

美術史

日本・東洋及び西洋を中心に美術の歴史を学びます。美術は作品がつくられた時代や地域によって、また新しい時代であれば作家によって、スタイルが異なります。しかしそれだけではなく、地域間や作家間の交流を通して互いに影響しあうことで、その歴史はさらに入り組んだきわめて複雑なものになります。実際の作品を通してこれらの関係を丹念に解きほぐし、それぞれの時代や作家同士の影響関係を探るとともに、特定の作品、作家あるいは流派についての研究を通して、最終的には作品が生まれた時代そのものまでを理解するのが、美術史の本当の勉強です。


素材・技法

技法や材料の知識があると、絵画や彫刻の制作がスムーズに進むことがあります。美術学課程では、表現に必要な技術や材料を知るための科目がたくさん用意されています。絵画の科目では、昔の巨匠たちが実際に行っていた技術や、使っていた材料などを通して、真の絵画の知識を深めていきます。また、版画など間接的な表現技法では、製版と刷りという工程を、順を追って学び、新たな表現の可能性を探っていきます。彫刻では、立体的、空間的なものの見方が求められます。粘土を使った塑造や、木を削って形にしていく木彫など、それぞれの素材により、道具の扱い方から表現までさまざまな授業が行われます。制作者はもちろん、美術文化財の保存や修復などの分野を目指す人にとっても、役に立つ授業を展開しています。

芸術学科 美術学課程の特色

芸術学科 美術学課程の特色

教員・アートプロデュース・学芸員

美術の知識を社会に還元する方法に、美術の教員や美術館の学芸員になること、さまざまな場で美術の普及活動を企画することもあります。美術学課程では、中学校や高校で美術を教えるための教員免許や学芸員資格を取ることができます。教えるために必要な知識、展覧会の企画や運営に必要な知識と同時に、美術に関するさまざまな知識を学ぶことが必要です。教員としては、制作の技術・方法だけでなく、作品鑑賞を通して作品に込められた意図を教えることも求められます。展覧会では、企画のための美術史的な研究とともに、展示のときには作品の材質に関する知識も必要とされます。美術学課程の授業でその基礎的な部分を学ぶことができます。

東海大学ならではの教育システム