教育研究上の目的・人材像

国際学科が養成しようとする人材像

「グローバル社会に貢献できる国際教養人の育成」、それが国際学科の使命です。地球市民としての豊かな教養と感性、およびグローバルな視点からの倫理観をもって、多様な人々と共に生きていける人材を養成することを目指しています。

グローバル化の加速する世界。この時代に必要とされる人間の資質、教養とは何でしょうか。コミュニケーション豊かに、異なった文化の人々と協働できる人間。フットワーク軽やかに世界とわたりあえる人間。そして、そういった資質を支える豊かな教養と感受性、深い倫理観が求められています。国際学科の4年間では、学生の皆さんに以下の3つの能力を身につけてもらいます。

  1. 1.今、この時代に起きている地球規模の課題を理解する知識と思考力
  2. 2.異なった言語や文化背景を持つ人々と共に生きていくことのできるコミュニケーション力
  3. 3.問題発見・解決に向けて、グローバルな視点からの倫理観をもって、自分のできることから積極的に行動する実行力

それらの能力を鍛えるためには、学生の高い参加を求める講義、少人数のゼミナール形式の授業、「使える」ことを最も重要と考える外国語教育、海外留学、国内外での研修プログラム…と、本学科ならではの取り組みを用意しています。

地球規模の課題を理解するために

国際学科のカリキュラムは、多様な「選択科目」の中から、自分の関心にあったものを自由に選んで自分のペースで学んでいく、自主性を重んじたものとなっています。講義科目は、大きく「国際政治・経済領域」、「国際開発・文化領域」、「地域研究領域」の3つの領域に分けられます。どれも、今、この時代に起きている地球規模の課題を理解するために重要な分野です。学生は、その中から自分の専門分野を絞って深く学ぶことも、複数の分野にまたがって広く学ぶこともできます。また、特定の地域について詳しく研究することも、複数の地域について比較しながら研究することもできます。

国際学科の特徴の一つは、1年生のときから4年間を通じて少人数のゼミナール形式の授業を設けていることです。1年生のときは「基礎ゼミナール」で10人前後のクラスに所属し、大学生としての勉学の作法を学びます。2年次では「国際学序論A・B」で25人前後のミニ講義を受け、国際学の入門編・基礎を学びます。そして3年生になるときには、自分の関心にしたがって指導教員を選び、その教員の「専門ゼミナール」に所属します。それからは、4年次に卒業論文を仕上げるまで、そのゼミナールの仲間たちと切磋琢磨して研究を進めます。

高いコミュニケーション力を育てるために

世界へのパスポートは、何といっても語学です。それも「使える語学」。特に1・2年次には、全学で最も多くの時間を使って、最も少人数のクラスで英語を学びます。ネイティブの先生から英語のシャワーを浴びて、日本人の先生のきめの細かいサポートを受ける仕組みで、2年間、毎週4コマ(6時間)の授業を受けます。外国語教育センターは「E-Navi」という、英語の学び方をアドバイスする学習室を開いていますが、国際学科の学生はその制度をたいへんよく活用しています。語学以外の授業でも、教員が英語で講義をして、学生も英語で発表をする授業がいくつもあります。英語力に自信がついてきたら、積極的にそのような科目を履修してさらに力をつけてください。

国際学科の語学科目は英語にとどまりません。中国語、コリア語、スペイン語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、タイ語、インドネシア語の中から興味のある言語を選んで学ぶことができます。その語学を「副専攻」とすることも、あるいはさらに高いレベルの「特定プログラム」に参加することもできて、それぞれ修了証書を取得することができます。外国語教育センター開講科目には、英検・TOEFLやTOEIC、各国語検定試験へのサポート授業も用意されています。計画的に自分のカリキュラムを組むことで、ぜひ様々な資格の取得に挑戦してください。

国際学科ではまた、すべての科目で参加型の授業スタイルを重視しています。参加型の授業とは、学生と教員の間で、あるいは学生同士の間で、対話・やり取りが活発な授業という意味です。一方通行の講義でなく、質疑応答をたいせつにして、学生同士で活発にディスカッションする、あるいは学生自身がプレゼンテーションをしたりワークショップをリードしたりする授業スタイルが、講義科目でも多くで取り入れられています。英語、各国語、日本語…どんな言語であろうと、体当たりで挑戦することで「日本人離れした」コミュニケーションの力を身につけてください。

フットワークの軽さと行動力・実行力を養うために

たとえ身振り手振りでも「体当たり」でぶつかっていくコミュニケーション力、海外留学や国内外での様々な活動にどんどん挑戦するフットワークの軽さ、授業中に活発に意見を述べ仲間の発言を尊重する積極性と協調性…、国際学科で養われるのは、グローバル社会を生きぬくためのそんな行動力・実行力です。学科の国際的な雰囲気は、それぞれに個性豊かで、異なった専門領域や得意な言語、複数のアイデンティティや海外在住経験を持つ教授陣が、少人数ゼミや参加型授業で学生と身近につきあうことから生まれてきたものです。留学生や海外にルーツを持つ学生の比率も高く、豊かな個性が出会い刺激しあう場所となっています。

東海大学は多くの留学プログラムを提供していますが、国際学科の学生は、その制度をたいへんよく活用しています。大学のプログラム以外にも、自分で選んだ留学先に自分で手配をして私費留学する学生や、短期・長期で海外でのインターンシップやボランティア活動に参加する学生も多くいます。「国際研修A・B・C」や「人間学2」という科目でも海外でのスタディツアーや英語研修のプログラムが企画されていて、海外体験を積む機会がたくさん用意されています。

他方、海外に行かなくても、日本に居ながらにして国際的な体験をする機会もたくさんあります。外国から来た子どもたちと交流する「マルチカルチャー・キャンプ」や、留学生と一緒に企画・運営する「国際フェア」、あるいはその他のボランティア活動で活躍する学生がたくさんいます。国際学生寮に住み込んでアドバイザーを務める日本人学生もいます。フットワーク軽く、自分でチャンスをみつけ、「国際教養人」の名に恥じない行動力・実行力を身につけてください。

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