教育研究上の目的・人材像

応用化学科の教育方針および教育目標

応用化学科の具体的な教育方針は以下のとおりである。

  1. 1.建学の精神に繋がる科目『現代文明論1および2』を始めとする基礎教育科目を通して、広い視野と教養を身につけ、健全な思想を養わせる。
  2. 2.化学的・工学的なものの見方、考え方を会得するため、入学直後の基礎科目に始まり、専門基礎科目・専門科目と学年が上がるにつれて系統的に学習できるカリキュラムを組んでいる。多様化する社会の要求に応え、学生個々の希望にあった専門性が身につけられる。
  3. 3.観察力・創造力などを養成に不可欠な実験・実習科目を多数用意し、それらの力が自然と身につくように配慮している。
  4. 4.化学産業界において必須な4つの専門領域(化学工学、物理化学、無機化学、有機化学)を幹とした授業を展開しており、国際的に通用する化学技術者教育を実践している。
  5. 5.国際人として必要な英語力養成のため、基礎科目である『英語コミュニケーション』を履修して英語の基礎力を固める。また、専門科目である『化学英語1・2』、『応用化学ゼミナール』、『卒業研究1・2』、および『卒業論文』『研究ゼミナール』などにおいても化学英語・技術英語を学ぶ。
  6. 6.情報化時代に対応するため、情報処理関連科目を履修する。さらに高度な情報処理技術を学びたい学生のために、情報教育センターが中心となって関連科目が開講されており、目的に合致した情報教育を身につけることができる。
  7. 7.産業の高度化に伴い、専攻以外の分野について学ぶことが求められる。そのためにも、特定プログラム科目、全学共通科目、他学部・他学科の開講科目を卒業単位として認める。また、副専攻制度を導入し、学際領域で仕事をするための人材育成に対応している。
  8. 8.高等学校・中学校の理科教諭一種免許状の取得が可能であり、そのための関連科目を開講している。
  9. 9.可能な限り、少人数教育の実践に努めているため、教職員と交流する機会も多い。こうした教育によって、社会人として活躍するための能力を会得してもらう。特に『卒業研究1・2』においては、研究の楽しさや厳しさを体験しながら、将来の進路を考える機会が与えられる。
  10. 10.在学中に“甲種危険物取扱者” の受験資格が得られ、卒業後の申請によって“毒物劇物取扱者” の資格が与えられる。また、卒業後の実務経験によって“作業者環境測定士” の受験資格が与えられる。

応用化学科が養成しようとする人材

応用化学科では、日本の基幹産業である製造業界において、化学的観点に立ってモノゴトを判断できる人材の育成を最も重要な目標としている。設立以来60年に迫ろうとしている本学科の卒業生の多くは、様々な製造業界で活躍しており、学科の教育目標は充分に達成されていると思われる。しかし、万事が目まぐるしく変化する現代社会においては、これらの変化に対応するための教育が求められていることも確かである。特に、資源・エネルギーの枯渇、人口増加、地球温暖化、環境汚染など、地球規模での解決が求められる様々な課題が露呈しており、その解決なくしては製造業界も発展は難しい。そのためにも、広い視野に立って解決困難な問題に対処できる「問題発見・解決型」の若い優秀な技術者・研究者が求められている。こうした社会状況と建学の精神、さらには工学部の教育目標に基づき、本学科では《広い視野と教養を身につけ、解決困難な問題に対して柔軟に対応できる化学技術者・研究者を社会に送り出すこと》を教育目標として日々の教育にあたっている。なお、国際的に通用する技術者・研究者となることは勿論、こうした技術者・研究者育成のためにも情熱を持って理科教育に当たることができる教員の養成も目標のひとつである。このように本学科では『化学的な観点から科学技術を理解する研究者・技術者・指導者』の育成をめざしている。

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